レポート

株式会社新二幸

2001/12/26

TDB企業コード:985336294 東京都台東区 皮革販売 民事再生手続き開始を申請 負債69億2000万円

「東京」 (株)新二幸(資本金3000万円、台東区浅草6-27-2、代表久保田康弘氏、従業員31人)は、12月26日に東京地裁へ民事再生手続き開始を申請し、同日保全命令を受けた。

 申請代理人は川森憲一弁護士(港区西新橋1-7-13、電話03-5501-3641)。監督委員には巻之内茂弁護士(千代田区神田須田町1-4-4、電話03-3256-2925)が選任されている。

 当社は、1968年(昭和43年)5月設立の皮革専門卸業者。牛革60%、羊革・山羊革35%を中心に、一部エナメル革も展開していた。86年には店頭上場の製革大手業者、(株)ニッピから資本参加及び役員派遣を受けるなどして業容を拡大、90年9月期には年売上高約58億6700万円を計上していた。その後バブル崩壊後の国内市況悪化により、94年頃には主としてブラジル向けの輸出を行うなどしていたが、韓国との競争が激化したため96年には撤退。

 翌年からは、本格的なリストラに着手するとともに、ニッピからの支援体制も強化され業績回復に努めていた。この結果、営業部門の管理体制が強化され99年以降は最終利益を確保するに至ったが、2000年6月には主力販売先が倒産したことで多額の不良債権が発生、厳しい経営を余儀なくされていた。
 2000年同期の年売上高は婦人服用皮革販売が堅調に推移したため、約54億5400万円を確保していたが、貸倒損失など未処理の不良債権を償却したことで約3億5800万円の欠損計上となり、債務超過に転落した。

 負債は2001年9月末時点で割引手形を含め約69億2000万円。