レポート

石濱内外硝子株式会社ほか1社

2001/12/21

TDB企業コード:580023044 大阪府大阪市東成区 大正8年創業、ガラスビン容器卸 自己破産を申請 負債59億6000万円

「大阪」 石濱内外硝子(株)(資本金2500万円、大阪市東成区中道3-15-16、代表石濱宏章氏、従業員38人)と、関係会社の毎日産業ビル(株)(資本金4000万円、大阪市北区曽根崎新地1-3-8、同代表、従業員5人)は、12月18日に大阪地裁へ自己破産を申請した。

 申請代理人は北山陽一弁護士(大阪市北区西天満4-4-12、電話06-6361-6303)ほか。

 石濱内外硝子(株)は、1919年(大正8年)4月創業、48年(昭和23年)9月に法人改組。各種ガラスビンの卸売業者で、全国の食品・飲料メーカー、酒造業者、化粧品メーカー・製薬業者などを得意先として、ガラスビン75%、樹脂プラスチック容器・ペット容器25%の割合で、牛乳ビン10%、清酒ビン30%、各種薬品ビン10%、佃煮などのビン30%、飲料水用ビン10%、化粧品用ビン10%などを取り扱い、93年8月期の年売上高は約63億円を計上していた。老舗業者で、大手有力メーカーを固定顧客に抱え、一定の営業基盤は築かれていた。

 近年主力のガラスビンが、プラスチックや紙、アルミ製などの容器に押され、売り上げはジリ貧傾向にあった。このため、関係会社を通じて、ペット容器の扱いを開始したものの後発業者として軌道に乗らず、また消費不況の長期化もあり、2000年同期は年売上高約36億2000万円にまで落ち込み、2期連続して最終赤字に転落していた。このため、諸経費の圧縮などリストラを進める一方、関東エリアでの営業強化、海苔容器に的を絞った営業などで経営の立て直しを図っていたが、業況は好転せず、金融機関の支援も限界に達していた。

 毎日産業ビル(株)は、1958年(昭和33年)4月に貸ビル及び不動産管理を目的に設立され、飲食店やテナントビル3棟を所有し、2001年1月期には年収入高約1億7000万円を計上していた。しかし、ビル建設に伴う借入金が負担となっているなか、実質親会社である石濱内外硝子(株)の倒産に連鎖した。

 負債は石濱内外硝子(株)が約27億6000万円、毎日産業ビル(株)が約32億円で、2社合計の負債は約59億6000万円。