レポート

株式会社ヤマサン

2000/02/04

TDB企業コード:600255178 広島県安芸郡 倉庫・運送業 特別清算を申請 負債100億円

(株)ヤマサン(資本金2210万円、広島県安芸郡坂町北新地4-3-3、代表清算人久行敏夫弁護士(広島市中区白島九軒町13-10、電話082-228-5832))は、1月20日開催の臨時株主総会総会で解散を決議し、1月31日に広島地裁へ特別清算を申請した。

 同社は、1972年(昭和47年)に物流運搬具の管理補修を目的に創業、1973年(同48年)7月に法人改組されて以降は、積極的に事業を展開し、倉庫業や運送業に進出した。

 89年4月には(株)山三産業から現商号の(株)ヤマサンへ変更、バブル期前後には広島、山口、岡山に計8ヵ所の物流センター・配送拠点を設け、ピーク時の92年3月期には年収入高約72億7300万円をあげていた。

 93年2月にはマツダの物流子会社、マロックス(株)(広島市)と業務提携し、マロックスは全額出資でマロックスエイアンドティ(MAT)を設立、のちにMATは当社の発行済み株式の90%を取得するなど、当社は事実上マツダの物流部門の一部となった。

 その後はマツダの売り上げ減少や物流部門の合理化の影響から、当社の業績も減収基調となり経常損益も赤字に転落、バブル期に取得した不動産の売却も進まないまま、過大な金融債務を抱える状態が続いていた。

 こうしたなか、99年同期の年収入高は約39億1500万円まで落ち込み、慢性的な赤字計上から大幅な債務超過となり、自力再建は困難な見通しとなっていた。このため99年9月末で経営をMATに譲渡し、当社は自社不動産の管理業務だけをおこなっていた。

 負債は約100億円。