レポート

株式会社松菱

2001/11/14

TDB企業コード:430020892 静岡県浜松市 浜松市の老舗百貨店 破産宣告受ける 負債300億円

「静岡」 浜松市の老舗百貨店経営、(株)松菱(資本金4億8515万1000円、浜松市鍛冶町124、代表谷忠直氏、従業員270人)は、11月14日に静岡地裁浜松支部へ自己破産を申請し、同日破産宣告を受けた。

 破産管財人は黒木辰芳弁護士(浜松市鴨江4-15-20、電話053-454-5869)ほか1名。

 当社は、1937年(昭和12年)4月に設立された浜松市の老舗百貨店。70年(昭和45年)10月には新館をオープン、92年(平成4年)4月にも約42億円を投資して新館の増床を行うなど積極的な設備投資を行い、ギフトセンターや関係会社によるスーパー経営に乗り出すなどグループを形成し業容を拡大していた。ピーク時の93年2月期には年売上高約262億6600万円を計上し、近時は衣料品42%、食料品21%、雑貨17%、家庭用品8%、身の回り品その他12%の扱いで営業していた。

 バブル崩壊後は消費の低下や大型ショッピングセンターとの競合と中心商店街の空洞化などに伴う売り上げの減少から、2001年同期の年売上高は約204億5400万円に落ち込んでいた。加えて、92年の売場増床に伴う投資負担が収益を圧迫し、毎期赤字計上から債務超過額は約33億6700万円に膨らんでいた。この間、希望退職の募集による人員削減や役員の刷新のほか、大手百貨店からの人材招へいを行うなどしていたが、経営の改善に至らず資金調達も限界に達した。

 負債は債務保証を含め約300億円。