レポート

信和シャツ株式会社ほか3社

2001/10/30

TDB企業コード:580223081 大阪府大阪市天王寺区 紳士ドレスシャツ製造 マイカルに連鎖 自己破産を申請 負債90億1500万円

「大阪」 信和シャツ(株)(資本金1億1250万円、大阪市天王寺区勝山4-11-17、代表坂本圭三氏、従業員347人)ほかグループ3社は、10月30日に大阪地裁へ自己破産を申請した。

 申請代理人は、上甲悌二弁護士(大阪市中央区北浜3-6-13、電話06-6202-3355)。

 当社は、1951年(昭和26年)6月に創業、53年(昭和28年)12月に法人改組された紳士シャツ専業メーカーで「ツータル」「レン・ホームズ」「コシノ・ヒロコ」などの各種ブランド商品を展開し、自社工場による製造のほか、外注工場の利用や中国、タイ、韓国など海外生産製品の間接輸入を行い、量販店、百貨店、生協、通販業者を得意先にピーク時の97年11月期には年売上高約71億6800万円を計上していた。徳島工場(那賀郡)、三重工場(安芸郡)、島根工場(大原郡)を主力工場とし、大阪本社のほか東京、福岡に営業拠点を設置、93年には6億円を投資して形状記憶シャツ製造ラインを導入するなどして業容を拡大させていた。

 形状記憶シャツの単価下落が急速に進んでいたうえ、個人消費の低迷、海外生産品の流入増加なども加わり売り上げは減少基調に転じ、2000年同期には年売上高約58億900万円までダウンしていた。この間、奈良、岐阜各工場の閉鎖、不動産の売却などを進め、赤字幅の縮小を果たしていたが、設備投資や92年9月の本社物件取得などに伴う借入金負担も重く、余裕の無い資金繰りが続いていた。こうしたなか、主力得意先の(株)マイカルが民事再生法を申請したことで約3億円の焦付きが発生し資金繰りが悪化、先行き見通し難から今回の措置となった。

 また、関係会社のアイボリーシャツ(株)(資本金6000万円、同所、登記面=大阪市中央区博労町1-1-2、同代表)および成和シャツ(株)(資本金3450万円、同所、登記面=大阪市東住吉区北田辺1-12-23、同代表)も同日、大阪地裁へ、日東シャツ(株)(資本金3000万円、同所、登記面=大阪府堺市釜室88、代表山森健次氏)は同日、大阪地裁堺支部へ自己破産を申請している。

 負債は信和シャツ(株)が約74億1500万円、アイボリーシャツ(株)が7億5800万円、成和シャツ(株)が5億1900万円、日東シャツ(株)が約3億2300万円で4社合計では約90億1500万円。なお、マイカルの連鎖倒産は15社目。