レポート

丸誠重工業株式会社

2001/10/22

TDB企業コード:580383684 大阪府大阪市浪速区 鉄構造物、溶接鋼管製造 自己破産を申請 負債131億円

「大阪」 丸誠重工業(株)(資本金12億450万円、大阪市浪速区幸町2-7-3、代表小田原鉄太郎氏、従業員388人)は、10月19日に大阪地裁へ自己破産を申請した。申請時の負債は約131億円。

 申請代理人は北川昭一弁護士(大阪市北区西天満5-14-10、電話06-6365-5510)。

 当社は、1960年(昭和35年)10月に久保田鉄工(株)(現・クボタ)の鉄構部門を分離し、取引先などの出資を得て設立された。道路公団・国土交通省・各地自治体などの官公庁工事を主体70%とし、一部電力会社など民間からの工事受注30%も得て、橋梁・水門扉などの鉄構造物及び上下水道・電力用溶接鋼管、大型鋼構造物用鋼管の製造、設計、施工などを手がけ、ピーク時の97年3月期には年売上高約188億 200万円を計上していた。当社の歴代社長はクボタ出身者が務めるなど、実質的に同社の傘下企業であったが、その後独立色を強め、同社の関係会社からは離脱していた。橋梁・水門部門で国際規格のISO9001の認証を受けるなど、技術力は相応の評価を受けていたが、技術志向が強く諸経費負担から採算面は低調であった。

 近年の公共事業削減や電力自由化などに伴う電力会社の設備投資の手控えで受注が減少し、2001年同期の年売上高は約126億8200万円にまでダウンし、約2億7500万円の当期損失を余儀なくされていた。