レポート

株式会社サンゴ

2001/10/15

TDB企業コード:200174248 神奈川県横浜市港北区 金網製造、建築工事 民事再生手続き開始を申請 負債66億2600万円

「神奈川」 (株)サンゴ(資本金2億7725万円、横浜市港北区岸根町35-1、代表丸山誠一氏、従業員106人)は、10月15日に横浜地裁へ民事再生手続き開始を申請し、同日保全命令を受けた。

 申請代理人は、佐藤義行弁護士(東京都千代田区九段北4-2-2、電話03-3261-0310)ほか1名。

 当社は、1949年(昭和24年)7月にサンゴ金網(株)の商号で設立され、64年3月に現商号へ変更した金網製造・建築工事業者。ラス(モルタル壁の地材として使う金網の一種)類の卸業からスタートし、60年代初めには飼育効率の高い養鶏用金網ケージを商品化したことで注目を集め、最近では2002年サッカーワールドカップの決勝会場となる横浜国際競技場の施工も行うなどの実績を残していた。コンクリートと鉄製アンカーを組み合わせた「崖崩れ防止ブロックシリーズ」は各自治体などから高い評価を獲得し、一時は株式の店頭公開も視野に入れていた。横浜市内のほか、北海道、茨城、和歌山、熊本にも工場を持ち、金網用建材ラス類やフェンス用金網、落石防止網などを製造していた。建築工事部門は、官公庁や大手ゼネコンから受注を獲得し、公共施設やビル建設、内外装工事などを手がけるほか、集合住宅やイベント用床材など独自の製品も生み出し、ピーク時の94年3月期には年売上高約132億8100万円を計上していた。

 景気低迷により受注競争が激化するなか、建築工事部門の赤字受注や焦げ付きの発生、設備投資負担などから収益が落ち込み、98年同期には年売上高約111億6800万円に対し約3億9700万円の当期損失を余儀なくされていた。その後はリストラなどで再建に取り組んできたものの、建築工事部門の受注減少が響き、2001年同期の年売上高は約68億400万円にまで落ち込み、今期に入り業況がさらに悪化したことから自主再建を断念、今回の措置となった。

 負債は約66億2600万円。