レポート

株式会社洋菓子のヒロタ

2001/10/15

TDB企業コード:580417862 大阪府大阪市北区 洋菓子製造 民事再生手続き開始を申請 負債57億4000万円

「大阪」 (株)洋菓子のヒロタ(資本金7050万円、大阪市北区梅田1-1-3-200、登記面=兵庫県神戸市中央区元町通3-11-3、代表廣田守伸氏、従業員
210人)は、10月12日に大阪地裁へ民事再生手続き開始を申請し、同日保全命令を受けた。負債は2000年8月期末で約57億4000万円。

 申請代理人は村野譲二弁護士(大阪市北区西天満2-10-2、電話06-6365-8111)ほか3名。

 当社は、1921年(大正10年)10月創業、49年(昭和24年)3月に法人改組した洋菓子の製造・小売業者。シュークリーム、シューアイス、クレープ、ケーキ類を扱い、主力商品の「ヒロタのシュークリーム」は高い知名度を有していた。全国の百貨店、スーパーマーケット、専門店街などに幅広く出店、直営68店舗のほかフランチャイズ13店舗、委託販売店64店舗を展開していた。新商品開発や季節限定商品などを積極的に投入し、92年8月期には年売上高約123億7600万円を計上していた。

 景気低迷による需要冷え込みに加え、消費者ニーズの変化や同業他社の市場参入、コンビニエンスストアなどの新しい販売チャネルの台頭から、2000年同期の年売上高は約59億1500万円にまで落ち込み、採算性は大幅に悪化していた。この間、商品力の向上に努める一方、店舗のスクラップアンドビルドや経費削減など、全般的なコストの圧縮に努め、収益改善に取り組んだものの、出店先の、そごうグループ(2000年7月、民事再生法)、(株)大黒屋(2001年5月、自己破産)、マイカルグループ(2001年9月、民事再生法)などが相次いで破綻したことにより焦げ付きが発生していた。その後も売り上げの落ち込みから借り入れ負担が増大、資金調達も限界となり、自主再建を断念した。