レポート

株式会社シモレン

2001/10/01

TDB企業コード:240039257 栃木県下都賀郡 老舗の生コン・セメント販売 民事再生手続き開始を申請 負債376億円

「栃木、茨城」 地元トップの建材商社(株)シモレン(資本金3億720万円、下都賀郡野木町野木122-3、代表斎藤栄氏、従業員115人)と関係会社5社は、10月1日に宇都宮地裁へ民事再生手続き開始を申請し、同日、保全命令を受けた。

 申請代理人は新江進弁護士(宇都宮市西一の沢町1-5、電話028-635-8433)ほか1名。

 当社は、1889年(明治22年)4月創業、1939年(昭和14年)7月に下野煉瓦工業(株)の商号で法人改組された老舗の建材商社。71年(昭和46年)10月に現商号へ変更し、主に北関東を商圏として大手商社、ゼネコンを中心に約400社の取引先を有し、生コンクリートのほか、セメント、骨材、コンクリート2次製品などを扱っていた。94年10月には会員制乗馬クラブ「ロイヤルホースライディングクラブ」をオープンし、乗馬のほか同クラブでブライダルやレストラン経営を手がけるなど業容の拡大を図り、99年3月期には年売上高約337億6400万円を計上していた。

 99年8月に福田勘産業(株)の倒産により約4800万円の不良債権が発生したのをはじめ、2001年8月には日新舗道建設(株)にも約5000万円の焦げ付きが発生していた。加えて、販売単価の下落や同業者間の競合激化から生コンの販売ルートを見直したことで、2001年同期の年売上高は約291億1700万円と大幅に落ち込んでいた。さらに、93年1月に傘下に納めた子会社への長期貸付金が約14億円に膨らむなど支援負担が拡大し、余裕のない資金繰りを強いられていた。

 (株)シモレンと同時に民事再生手続き開始を申請した関係会社5社は、生コン製造のティーエス生コン(株)(資本金6000万円、小山市渋井779、代表中本伊佐於氏、従業員46人)、セメント卸の(株)藤商興(資本金6000万円、下都賀郡野木町野木122-3、代表斎藤栄氏)、コンクリート品製造の(株)古河共同生コン(資本金6000万円、茨城県猿島郡総和町関戸1860、代表伏木良一氏、従業員17人)、生コン製造の足商生コン(株)(資本金1000万円、上都賀郡足尾町赤沢14-9、代表関根良行氏、従業員19人)、セメント卸の東洋商事(株)(資本金2000万円、下都賀郡野木町野木122-3、代表斎藤栄氏)。

 負債は各社決算期末時点で(株)シモレンが約376億円、ティーエス生コン(株)が約22億6600万円、(株)藤商興が約18億8700万円、(株)古河共同生コンが約8億1300万円、足商生コン(株)が約2億8200万円、東洋商事(株)が約1億3900万円で、6社合計で約429億8700万円(割引含む)。