レポート

中部運輸株式会社

2001/08/29

TDB企業コード:400082375 愛知県名古屋市港区 運輸・倉庫業 民事再生手続き開始を申請 負債313億円

「愛知」  地場大手の運送業者である中部運輸(株)(資本金1億円、名古屋市港区川間町1-15、登記面=名古屋市中川区昭和橋通3-9-1、代表綱島彰氏、従業員744人)は、8月28日に名古屋地裁へ民事再生手続き開始を申請し、29日に保全命令を受けた。

 申請代理人は、御園賢治弁護士(東京都千代田区九段北4-1-5、電話03-3230-3755)ほか。

 当社は、1960年(昭和35年)10月に設立。鋼材メーカーなど地元大手企業からの受注による運送業務のほか、倉庫業および梱包荷役などを手がけ、国内各地に配した事業拠点を通じて、有力荷主約500社から安定した受注を確保。鋼材関係40%、一般貨物60%の比率で事業を展開し、中部運輸グループ数十社を形成、91年9月期には好景気を背景とした旺盛な荷動きから年収入高約145億1300万円を計上していた。

 93年には物流センターを、94年には東京支社を相次いで開設したが、鉄鋼業界の停滞と景況の悪化から、物流の動きは鈍化。また、荷主からの運賃値下げ要請などで2000年同期の年収入高は約114億1700万円にまで落ち込み、収益も低下していた。過去の物流センター用地の取得に伴う借入金も重荷となり資金繰りに行き詰まった。

 負債は債権者約580名に対し約313億円(うち保証債務約101億円)。