レポート

大勝建設株式会社など2社

2026/09/25

TDB企業コード:250354549 法人番号:5050001020979 茨城県神栖市 土木建築工事 自己破産を申請 負債45億円

大勝建設 本社

「茨城」 大勝建設(株)(資本金5000万円、神栖市波崎8850、代表宮内隆氏)と、関係会社の(株)大勝(TDB企業コード:250530941、資本金1000万円、同所、同代表)は、9月24日に水戸地裁へ自己破産を申請した。

 申請代理人は田口和幸弁護士(阿部・井窪・片山法律事務所、東京都千代田区丸の内1-9-2、電話03-5860-3640)ほか1名。

 大勝建設(株)は、1949年(昭和24年)4月創業、69年(昭和44年)1月に法人改組された土木建築工事業者。茨城県神栖市(旧・波崎町)に本店を置き、茨城県および千葉県を営業基盤として、土木工事、建築工事を主体に、大工、とび・土工、舗装工事などを受注していた。国土交通省をはじめ、茨城県、神栖市、銚子市などの官公庁工事で多くの施工実績を有するほか、マンションや商業施設など民間工事にも注力し、2021年6月期には過去20年間で最高となる年売上高約31億9900万円を計上していた。

 一方で、関係会社に対する多額の貸付金が固定化していたうえ、借入金負担も重く、資金繰りは慢性的にひっ迫。金融機関に対して返済条件のリスケジュールを要請し、資金繰りを維持していた。その後、資金の貸付先であった関係会社が業績不振に陥り、貸付金の回収が困難となったことから、資金繰りは一段と悪化。金融機関の支援を受けながら資金繰り改善に努めたものの、取引先に対して手形払いの割合を増やすなど支払い条件の変更を求めた。こうしたなか、2026年6月期の年売上高は約20億2300万円に減少。年商を大きく上回る規模にまで膨らんだ有利子負債に加え、約9億円にのぼる関係会社向け貸付金が重荷となり、9月24日までに事業を停止していた。

 (株)大勝は、1982年(昭和57年)4月に設立され、千葉県銚子市にある「犬吠テラステラス」の運営を主体に事業を行っていたが、同様の措置となった。

 負債は、大勝建設(株)が約29億円、(株)大勝が約16億円、2社合計で約45億円。