レポート

菱秋木材株式会社

2026/07/24

TDB企業コード:150065893 法人番号:7410001007228 秋田県能代市 集成材製造 昭和21年創業 破産手続き開始決定受ける 負債29億8000万円

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「秋田」 菱秋木材(株)(能代市悪戸67-1、代表秋元秀樹氏)は、7月14日に秋田地裁より破産手続き開始決定を受けた。

 破産管財人には、田中伸一弁護士(田中法律事務所、秋田市山王3-1-13、電話018-865-4777)が選任されている。債権届け出期間は8月14日までで、財産状況広告集会期日は10月20日午後1時30分。

 当社は、1946年(昭和21年)5月創業、62年(昭和37年)4月に法人改組された集成材メーカー。戦後間もなく創業し、住宅建築の構造用集成管柱(くだばしら)を主体に、梁や間柱(まばしら)を製造していた。秋田杉の一般製材からスタートして集成材製造へと転換し、95年に製造を開始した構造用集成管柱(商品名は「ちからもち」)を主力製品としていた。材料は主に欧州材を直接輸入していたが、秋田杉を使った製品も製造していた。大手木材商社と木材問屋、プレカット材メーカーを得意先として、住宅メーカーとの取引も増え、販売エリアは首都圏を中心に北海道から関西方面までの広範囲にわたり、2006年8月期には年売上高約51億7000万円を計上していた。

 しかし、同業者間の競合が激しくなるなか、資材価格の高騰を背景に住宅着工や建築需要は伸び悩み、商社やメーカーからの受注が減少、2024年8月期の年売上高は約12億円まで落ち込んでいた。損益面ではウッドショックの最中に輸入材(ラミナ)を比較的高い価格で購入したことに加え、円安が進行したこともあって資材費が膨らみ、約17億円の当期純損失を計上していた。これにより大幅な債務超過に陥り、事業規模を縮小して再建を図ったものの、資金繰り改善のメドが立たないことから、2025年7月31日までに事業を停止していた。

 負債は2024年8月期末時点で約29億8000万円だが、その後変動している可能性がある。