レポート

アサヒフード株式会社

2026/04/14

TDB企業コード:240507045 栃木県宇都宮市 工事現場の売店・食堂運営 続報 破産手続き開始決定受ける 負債39億9578万円

宇都宮市本店

「栃木」 既報、アサヒフード(株)(資本金5000万円、宇都宮市越戸4-3-33、代表関茂氏)は、4月9日に東京地裁より破産手続き開始決定を受けた。

 破産管財人には、嵯峨谷厳弁護士(嵯峨谷法律事務所、東京都千代田区麹町3-1-7、電話03-3261-3965)が選任されている。債権届け出期間は5月14日までで、財産状況報告集会期日は10月6日午後1時30分。

 当社は、1998年(平成10年)創業、2006年(平成18年)5月に法人改組された売店・食堂の運営業者。大規模工事現場や物流センターなど施設内で売店や食堂を運営し、一時期は飲食店運営を行っていた。飲食店は外食産業の冷え込みもあって2008年頃には撤退していたが、工事現場における勤務者・出入り業者向けの売店・食堂事業は競合業者もほとんどなく、独自のビジネスモデルとして事業を拡大していった。特に大手ゼネコンとの関係は密接で、新しい現場が立ち上がると継続的に得られ、2020年4月期に約10億500万円だった年売上高は、2025年4月期には約76億6500万円に伸長していた。

 しかし、業容拡大に伴って運転資金の需要は膨大となり、その多くを金融負債で賄っていたことから、常に借り入れと返済を繰り返す多忙な資金繰りを余儀なくされていた。そのような中で、不採算店舗なども散見され、収益を圧迫する事態に陥った。不採算店舗からの撤退、従業員規模の縮小などリストラ策を講じたものの、資金の枯渇は深刻となり自力での再建は困難と判断し、2025年10月31日に事業を停止していた。

 なお、金融機関などには実際よりも売り上げを水増しして、業績を粉飾した説明を行っていたものとみられる。

 負債は申請時点で、債権者約467名に対し約39億9578万円。