レポート

株式会社Kアグリ茨城など2社

2026/04/08

TDB企業コード:527021095 東京都中央区 トマト農場 破産手続き開始決定受ける 負債47億円

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「東京」 (株)Kアグリ茨城(資本金9750万円、中央区日本橋茅場町2-9-8、代表木村寿克氏)と、(株)Kアグリ稲敷(TDB企業コード:237055052、資本金1000万円、同所、同代表)は、4月1日に東京地裁より破産手続き開始決定を受けた。

 破産管財人には、小松良匡弁護士(こまつ法律事務所、中央区銀座1-27-8、電話03-3528-6268)が選任されている。債権届け出期間は4月30日まで。

 (株)Kアグリ茨城は、2017年(平成29年)5月に高糖度フルーツトマト「OSMICトマト」の栽培や販売を手がける企業の出資を受け(株)オスミックアグリ茨城として設立された。つくば市の栽培ハウスで、高密度微生物有機培土と高度環境制御温室を活用した独自技術による栽培方法により、高糖度フルーツミニトマトを栽培。グループ企業へ販売し、2020年4月期には年売上高約1億800万円を計上していた。

 (株)Kアグリ稲敷は、2019年(令和元年)11月に(株)オスミックアグリ稲敷として設立された。稲敷市の栽培ハウスで糖度の高いミニトマトの生産、販売を手がけ、2022年3月期には年売上高約300万円を計上していた。

 しかし、グループ全体が手がけていたトマト栽培において、ハウス内の温度を高めに設定して生育を促進したところ、良品率が低下。2022年11月頃には苗の病害が発生し、夏の猛暑も相まって、さらに収穫量および良品率が低下したことで、出荷量を十分に確保できず業績が低迷していた。このため、(株)Kアグリ茨城、(株)Kアグリ稲敷の2社は2025年中に農場の稼働を停止し、同年1月に現商号へ変更していた。

 負債は、(株)Kアグリ茨城が債権者約30名に対し約28億円、(株)Kアグリ稲敷が債権者約150名に対し約19億円、2社合計で約47億円だが、変動する可能性がある。