レポート

株式会社千鳥屋本家など4社

2026/03/02

TDB企業コード:800757040 福岡県福岡市中央区 菓子小売り 全国的な知名度を誇る「銘菓千鳥饅頭」の販売会社 民事再生法の適用を申請 負債22億6840万円

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「福岡」 (株)千鳥屋本家(資本金50万円、福岡市中央区天神2-9、登記面=飯塚市本町4-21、代表原田眞理子氏)と、関係会社の(株)千鳥屋本家(TDB企業コード:800758477、資本金300万円、同所、同代表)、(株)チロリアン(TDB企業コード:800522016、資本金2000万円、同所、同代表)、(有)一実(TDB企業コード:917051064、資本金300万円、福岡市中央区鳥飼2-3-6、同代表)は、2月27日に福岡地裁へ民事再生法の適用を申請した。

 申請代理人は日野孝俊弁護士(日野・田村法律事務所、福岡市中央区荒戸3-1-26-1、電話092-726-3333)ほか2名。

 (株)千鳥屋本家は、2006年(平成18年)5月に設立。1630年(寛永7年)に佐賀県で「松月堂」の屋号で創業、1927年(昭和2年)に飯塚市で「千鳥屋」を開業するなど長い業歴を有する老舗菓子店の流れをくみ、代表商品「千鳥饅頭」は全国的な知名度を誇っていた。根強い固定客を抱え、(株)チロリアンの小売部門を継承し、グループ再編を経て事業を拡大し、2020年8月期には年売上高約11億円を計上していた。

 しかし、主力商品への依存度が高かったことに加え、コロナ禍による来店客数の減少が追い打ちをかけ、最盛期は66店舗あったものの、店舗閉鎖も進み、直近では42店舗へ縮小し、赤字決算が続いていた。また、主力商品の一つ「チロリアン」の商標権を巡り係争に発展し、和解が成立したものの、商品名を「ヨーデルン」へ変更を余儀なくされた。ブランド力低下とともに、コロナ禍からの売り上げ回復が遅れるなか、金融債務の負担も重く、資金繰りは限界に達した。負債は約10億5000万円。

 関係会社の(株)千鳥屋本家は、2005年(平成17年)9月に設立された菓子製造業者で、負債は約7億3800万円。(株)チロリアンは1985年(昭和61年)8月に設立された菓子製造業者で、負債は約4億1800万円。(有)一実は、1998年(平成10年)5月に設立された菓子製造業者で、負債は約6240万円。

 負債は4社合計で約22億6840万円。

 なお、今後は親族の経営する会社の支援のもと、営業を続行する予定。