レポート

ソヤノウッドパワー株式会社

2026/01/26

TDB企業コード:681012290 長野県塩尻市 元・木質バイオマス発電 特別清算開始命令受ける 負債46億円

※画像はイメージです

「長野」 ソヤノウッドパワー(株)(資本金1000万円、登記面=塩尻市片丘8501-32、代表清算人伊藤毅氏)は、1月13日に長野地裁松本支部より特別清算開始命令を受けた。

 当社は、長野県や塩尻市、旧・征矢野建材(株)〈TDB企業コード:300018498、現・綿半建材(株)〉などが取り組んでいた森林バイオマス資源活用事業である「信州F・POWERプロジェクト」の一環として、2014年(平成26年)3月にバイオマス発電を目的として設立された。建設資材の高騰などから事業費は大きく膨らみ、関係者間で調整が難航したため、発電施設は当初計画から5年遅れて2020年5月に試運転、同年10月から本格始動した。

 しかし、2020年10月以降、新型コロナウイルスのまん延、ウッドショック、ロシアのウクライナ侵攻などの影響を受けて原材料の仕入れ価格が高騰し、燃料となる木質チップが不足していた。このため、木質チップの供給元である征矢野建材(株)から補償金を得ていたが、同社が2023年8月9日に長野地裁松本支部へ民事再生法の適用を申請(2024年7月8日再生手続き終結)。同社が、綿半ホールディングス(株)(TDB企業コード:985865506、東証プライム上場)をスポンサーとして再建を図るなか、当社も抜本的な事業再生を目指して2025年4月1日に会社分割し別会社に事業を承継。さらに同年12月2日株主総会の決議により解散し、清算手続きを進めていた。 

 負債は約46億円。

 なお、当社が行ってきた事業は、会社分割した別会社のもとで継続されている。