レポート

株式会社石はら

2025/12/24

TDB企業コード:960534281 東京都世田谷区 そば店 破産手続き開始決定受ける 負債5億2100万円

石はら店舗(帝国データバンク撮影)

「東京」 (株)石はら(資本金100万円、世田谷区世田谷1-11-16、代表石原誠二氏)は、12月17日に東京地裁より破産手続き開始決定を受けた。

 破産管財人には、野口徹晴弁護士(須藤綜合法律事務所、千代田区有楽町1-9-4、電話03-6206-3477)が選任されている。

 当社は、2000年(平成12年)11月創業、2010年(平成22年)3月に法人改組されたそば店の運営業者。「蕎麦 石はら」の店舗名でこれまで世田谷本店(本店同所)、仙川店(調布市)、学芸大学店(目黒区)、立川店(立川市)のほか、「天ぷら HANARE」などを展開。地元住民や近隣に勤務するビジネス客などが主な客層となり、2024年2月期には年売上高約2億9800万円を計上していた。

 しかし、出店に伴う設備投資などで年商規模の借入金を抱えていたほか、近時は食材の価格高騰により収益性が悪化し、赤字決算が続いていた。国内や中国のそば店とフランチャイズ契約を結び、蕎麦やつゆ、調味料を販売する事業も進めていたが軌道に乗らず、2025年11月には事業を停止していた。

 負債は2025年2月期末時点で約5億2100万円。