レポートホリマサシティファーム株式会社など3社
堀正工業の実質的なグループ会社
TDB企業コード:906017609 農業ベンチャー 事業停止、自己破産申請へ 負債18億1000万円
「東京」 堀正工業(株)(TDB企業コード:985757133、品川区西五反田1-23-9、代表堀雅晴氏)の代表個人出資による実質的なグループ会社であるホリマサシティファーム(株)(TDB企業コード:906017609、資本金2000万円、品川区西五反田1-23-9、同代表)、(株)A(TDB企業コード:736024734、資本金5000万円、品川区西五反田7-7-2、同代表)、(株)EAST hospitalities(TDB企業コード:913020838、資本金1000万円、品川区西五反田7-7-2、同代表)の3社は、8月1日付けで債務整理を藤田謹也弁護士(港区赤坂2-2-21、藤田謹也法律事務所、電話03-5562-0625)ほか2名に一任した。8月中に自己破産を申請する見込み。
ホリマサシティファーム(株)は、2011年(平成23年)創業、2016年(平成28年)3月に法人改組された農業ベンチャー。水耕栽培と魚の養殖を融合したアクアポニックス農法による農業・養殖システムの研究・開発を目的として大分にパイロットファームを有し、様々な野菜の栽培やニジマスの養殖を行い、スーパー、ホテル、レストラン等へ販売していた。2023年1月期には年売上高約1500万円を計上していた。
(株)Aは、2018年(平成30年)5月に設立された情報処理・提供サービス業者。
(株)EAST hospitalitiesは、2016年(平成28年)12月に設立されたホテル清掃・管理サービス業者。2021年4月期には年収入高約1900万円を計上していた。
堀正工業(株)は今年5月に大規模な粉飾決算が発覚。当初は清算型の民事再生を目指していたものの、銀行借入の実態解明に時間を要することから、7月24日に東京地裁へ自己破産を申請、同日破産手続き開始決定を受けた(債権者約264名に対し負債約282億6640万円)。それに伴い、3社も7月14日に事業を停止していた。
負債はホリマサシティファーム(株)が約11億6000万円、(株)Aが3億6000万円、(株)EAST hospitalitiesが約2億9000万円で、3社合計で約18億1000万円。