レポート

株式会社アイ・エム・エムほか2社

2001/07/09

TDB企業コード:570183984 大阪府堺市 食品スーパー等経営 銀行取引停止 負債88億5700万円

(株)アイエムエム(資本金1000万円、堺市深阪南150、登記面=和泉市伏屋町3-2-51、代表阪口美彦氏)は、三和(光明池)で2回目不渡りを出し7月5日に銀行取引停止となった。また、関係会社の(株)メガフーズ(資本金1000万円、同所、登記面=兵庫県芦屋市大原町 7-3、代表高畑純氏、従業員84人)も、大和(泉北)ほかで2回目不渡りを出し、同日銀行取引停止となった。
 (株)アイエムエムは、1994年(平成6年)8月設立。「スーパー・サカグチ」の店舗名で食品スーパーを経営、廉価販売の手法により売り上げを拡大する一方、95年には回転寿司店「まぐろ亭」の出店を開始、2000年からはレストラン「グレートハリー」をオープンしていた。特に「まぐろ亭」は、低価格の食べ放題制と積極的な宣伝活動で高い知名度を有し、ピーク時には近畿圏を中心に14店を展開していた。97年には「まぐろ亭」の営業権は別会社に譲渡されたものの、2000年からレストラン「グレートハリー」を全国チェーンのスーパーマーケット内に相次いで出店、2000年7月期は年売上高約92億円に達していた。
 当初から自己資金に乏しかったことから、仕入決済のサイトを長期に設定することで、短期現金収入である売上金との収支差を意図的に発生させ、これを店舗設備資金などの長期資金に充当していた。出店ペースの鈍化と集客力の低下から売り上げが伸び悩むと、収支差による資金調達が限界となって資金繰りは悪化、今年1月4日に1回目不渡りを出し、事業を関係会社のメガフーズに移管、それまでに当社が振り出していた手形の大半を、メガフーズの手形に差し替えて数回の分割弁済とし、当社は事実上休眠状態となっていた。
 (株)メガフーズは、1999年(平成11年)2月に設立。当初は豆腐製造を主業とし、有名タレントを起用して活発な宣伝活動を展開、「ありがとうふの芦屋豆腐」を主力商品に、2000年9月期には年売上高約3億3800万円を計上していた。
 関係会社のアイエムエムが今年1月に1回目不渡りを出してからは、当社が同社の主な事業を継承、同社の債務に関しても当社が新たに発行した分割手形と差し替えていた。従来から内部留保に乏しかったことから、余力の無い資金繰りが続き、仕入先筋に対するジャンプ要請等で支えていたものの、これも限界に達し、6月20日に1回目の不渡りを出していた。
 なお、関係会社で不動産管理会社の(株)サンフード(資本金1000万円、和泉市伏屋町3-2-51、代表阪口勝美氏)も、三和(光明池)で2回目不渡りを出し、6月26日に銀行取引停止となっていたことが判明した。
負債は3社合計で約88億5700万円。