レポート

大東興産株式会社

2001/06/27

TDB企業コード:510331351 奈良県奈良市 ゴルフ場経営・不動産賃貸 民事再生手続き開始を申請 負債53億円

大東興産(株)(資本金8100万円、奈良県奈良市登大路町36、大東智嗣社長、従業員13人)は、6月26日に奈良地裁へ民事再生手続き開始を申請した。
 申請代理人は、宮尾耕二弁護士(奈良市登大路町36、電話0742-26-2457)。
 同社は、1965年(昭和40年)12月に不動産売買・賃貸を目的に設立。当初は代表一族の資産管理会社の性格を有していたが、85年から大手スーパー長崎屋の奈良店として土地建物の貸与を開始したことで業容が拡大し、88年12月期には約3億3500万円の年収入高を計上していた。
 その後、大手商社の協力を得てゴルフ場(ゴルフパーク・ナパラ、奈良県天理市、9ホール)の開発を開始。91年6月にはゴルフ場経営を目的に100%出資子会社(株)グリーンラクテンを設立したほか、開発プロジェクトに約41億円を投資し、98年4月にはゴルフ場をオープンさせていた。
 しかし、景気低迷の影響から会員権販売が低迷し、募集1600口に対し約200口程度の販売実績にとどまったため、投下資本の回収が軌道に乗らず、借入金の返済計画に狂いが生じていた。このため、2000年11月には(株)グリーンラクテンを吸収合併し、2000年12月期の年収入高は約3億5000万円を計上していたものの、その後も会員権の販売状況が好転しないなど先行きの見通し難から、自主再建を断念し、民事再生法による再建を目指すこととなった。
 負債は約53億円。