レポート

株式会社マルア阿部商店

2001/06/12

TDB企業コード:020041225 北海道釧路市 生鮮魚介類卸 民事再生手続き開始を申請 負債40億円

「北海道」 (株)マルア阿部商店(資本金6750万円、釧路市浜町1-10、代表阿部新吉氏、従業員25人)は、6月11日に釧路地裁へ民事再生手続き開始を申請し、6月12日に同地裁より保全命令を受けた。

 申請代理人は稲澤優弁護士(釧路市鶴ケ岱1-10-47、電話0154-42-6924)。

 当社は、1956年(昭和31年)10月創業、63年(昭和38年) 8月に法人改組した鮮魚、冷凍魚、水産加工品の卸業者。春サケ・マス(30%)、秋サケ(20%)、イクラ(20%)を主力に扱い、北海道漁連への販売(60%)を主体に札幌、東京、横浜、神戸などの大消費地の市場関係を販路として、85年4月期には年売上高約146億400万円を計上していた。

 93年に現代表に交代して以降、冷蔵倉庫、無菌食品工場、直売店・飲食店等に20億円近い設備投資を実施。近年は主力の秋サケの水揚げ減少や原魚価格の高騰で採算割れの状況が続き、これまでの過大投資が収益を圧迫。2000年同期には年売上高約84億4700万円にダウンし、約2億4500万円の欠損計上を余儀なくされていた。扱い品目の変更などを行い業況好転を図ったが、資金繰りが限界となり自主再建を断念した。

 負債は約40億円の見込み。