レポート

株式会社日本ロイヤルクラブ

2001/05/02

TDB企業コード:988206506 東京都中央区 ゴルフ場、観光施設運営、管理 民事再生手続き不調に終わり、破産宣告受ける 負債1000億円

「東京」 既報(4月16日ほか掲載)、2000年8月24日に東京地裁より民事再生手続き開始決定を受けていた(株)日本ロイヤルクラブ(資本金4億8000万円、中央区銀座5-9-17、登記面=港区麻布台3-3-15、代表小針美雄氏)は、3月30日に同地裁より再生手続きの廃止決定を受け、4月28日に東京地裁より破産宣告を受けた。

 破産管財人は五月女五郎弁護士(新宿区四谷2-4、電話03-3353-7880)。債権届け出期間は6月25日までで、債権者集会及び債権調査期日は9月12日午前11時から。

 当社は、1979年(昭和54年)8月にホテル経営を目的に設立され、その後しばらくは実質休眠状態だったが、83年1月本格的に営業を開始した。以降はバブル期の観光ブームに乗るかたちで、ホテル「那須ロイヤルホテル」(栃木県那須町)やゴルフ場「那須ロイヤルカントリー倶楽部」(福島県西郷村、18H)、ドライブイン「裏磐梯ロイヤルプラザ」(福島県北塩原村)などホテル、ゴルフ場ほか観光施設を相次いでオープン。94年3月期には年収入高推定80億円を計上していた。

 多くの施設はバブル期に企画されたため、膨大な借り入れ負担が収益を圧迫。このため、ホテル・飲食店事業を手がける別会社への譲渡を検討するなどリストラを進めてきたものの、ゴルフ業界の環境悪化により、99年同期の年収入高は推定20億円まで落ち込んでいた。

 こうしたなか、過去にゴルフ場の施工などを手がけた東証1部上場ゼネコンの(株)間組(東京都)が、同社向け工事代金債権275億1500万円、貸付金債権50億円、立替金債権9700万円の合計326億1200万円が未収となっていたため、2000年7月5日に同社の破産を申し立てていたが、同社側はゴルフプレー権の維持を図る目的で、同年8月8日付で民事再生手続きの開始を申し立てていた。

 その後、会社側からは再生計画案が提出されていたが「同案が決議するに足りるものではない」として2001年3月30日に東京地裁から再生手続き廃止決定を受けていた。

 負債は預託金を含め約1000億円。