レポート

朝倉商事株式会社

2001/04/23

TDB企業コード:580098662 大阪府大阪市中央区 老舗のネクタイ、服飾雑貨卸業者 民事再生手続き開始を申請 負債40億円

「大阪」 朝倉商事(株)(資本金7000万円、大阪市中央区本町2-3-9、代表朝倉治雄氏、従業員80人)は、4月20日に大阪地裁へ民事再生手続き開始を申請し、同日保全命令を受けた。負債は約40億円。

 申請代理人は森信静治弁護士(大阪市北区西天満4-4-12、電話06-6361-6303)ほか。

 当社は、1942年(昭和17年)11月に設立された老舗のネクタイ、服飾雑貨卸業者。「マリクレール」「ピエールカルダン」など海外有名ブランドのライセンス生産と自社ブランド「エールック」によるネクタイを主体に、カフス、ベルト、皮革小物なども扱い、百貨店(90%)を中心に専門店にも販売していた。本店のほか、東京、名古屋、札幌、福岡に支店、営業所を開設する一方、関係会社による小売店経営、ワイシャツ、小物販売にも進出し、ピーク時の90年11月期には年売上高約106億9300万円を計上していた。

 その後は主力得意先である百貨店の不振から高級品を中心に受注が減少していたうえ、海外製品との価格競争から販売単価、収益ともに低調に推移し、2000年同期の年売上高は約43億3700万円まで落ち込み、赤字決算を余儀なくされていた。

 この間、社員寮や営業所など不動産の売却を進め、ここ数年で従業員も半減させるなど大幅なリストラを進めていたが、2000年7月には取引先の大手百貨店そごうグループが民事再生法を申請したことで、同グループに対して約1億5000万円の焦げ付きが発生、急速に資金繰りが悪化していた。