レポート

株式会社エス・エヌ・ケイ

2001/04/02

TDB企業コード:580722009 東京都江東区 「NEO-GEO」(ネオジオ)などのゲーム機器の開発・製造 民事再生手続き開始を申請 負債380億円

「東京」 (株)エス・エヌ・ケイ(資本金67億196万2000円、江東区有明3-1-25、代表北野一成氏、従業員354人)は、4月2日に大阪地裁へ民事再生手続き開始を申請した。

 申請時の負債は約380億円。

 申請代理人は福田正弁護士(大阪府大阪市中央区北浜2-2-21、電話06-6227-1951)。

 当社は、1978年(昭和53年)7月に(株)新日本企画として設立、86年(昭和61年)4月、現商号に変更。ゲーム、アミューズメント機器の総合メーカーでゲーム「NEO-GEO(ネオジオ)」のハード機器、ソフトで知られ、業界の中堅上位メーカーとしての地位を築いていた。

 90年に家庭用ゲーム機「NEO-GEO(ネオジオ)」を市場投入し、93年には「サムライスピリッツ」がゲーメスト大賞を受賞、「餓狼伝説」シリーズ、「ウルトラ電流イライラ棒」などが好調に推移、また海外市場への展開も積極的に進め、95年9月期には年売上高491億700万円を計上していた。

 しかし、次世代家庭用ゲーム機として販売を開始した「ハイパーネオジオ64」、携帯ゲーム機「ネオジオポケット」も同業他社との競合激化から苦戦を強いられていたうえ、業務用機器の苦戦が響き業績の落ち込みが大きく、2000年3月期には年売上高約304億8300万円までダウン。

 99年3月にオープンしたアミューズ施設「ネオジオワールド・東京ベイサイド」、「ネオジオワールドつくば」など、先行する開発費に伴う有利子負債も年商規模を超え、担保価値の目減りから資金調達は限界に達していた。

 また99年8月にはエス・エヌ・ケイコーポレーションオブアメリカを通じて販売を開始した「ネオジオポケット」が失敗に終わり、多額の在庫を抱える結果となり、同社向けの債権が固定化し資金繰りが悪化、約85億4000万円の当期損失を強いられていた。

 このため、2000年2月には店頭上場のパチスロ機メーカー、アルゼ(株)が当社の株式を取得し、アルゼの傘下で営業所の閉鎖、子会社の整理、在庫の償却など経営改善を進めていた。

 こうしたなか、今年3月に入り特定調停法に基づき債務免除要請を行なっていたが、本格的交渉に入る前に自主再建を断念し、今回の措置となった。