レポート

東果広島青果株式会社など3社

2013/12/05

TDB企業コード:600239933 広島県広島市安芸区 青果物卸 破産手続き開始決定受ける 負債34億円

「広島」 東果広島青果(株)(資本金9800万円、広島市安芸区船越南5-1-1、代表天方康雄氏)とグループの広島荒神青果(株)(資本金1000万円、同所、登記面=広島市南区東雲1-22-24、同代表)、フレッシュフードシステム(株)(資本金1000万円、同所、登記面=広島市南区東雲1-22-24、代表天方亮治氏)の3社は、11月26日に広島地裁より破産手続き開始決定を受けた。

 破産管財人には、石口俊一弁護士(広島市中区八丁堀4-24 、石口俊一法律事務所、電話082-222-0072)が選任されている。

 東果広島青果(株)は、1974年(昭和49年)1月設立の青果物卸売業者。広島中央卸売市場東部市場の開設にあわせて青果物卸売業者2社が新たに当社を設立し、市場内卸売業者として事業を開始した。エリア内の青果物仲卸業者、組合員約130社に対する供給窓口として市場をコントロール、馬鈴薯、タマネギ、キャベツなどの野菜のほか、リンゴ、みかん、ぶどう、イチゴなど、幅広い青果物を取り扱い、地元広島県のほか、北海道、熊本県などを主力エリアに全国へ販路を構築、入出荷ともに伸びた94年3月期の年売上高は約98億3400万円となっていた。

 その後、流通ルートの多様化や市場価格の変動の影響を受けて、業績は緩やかに下降を続け、2008年3月期の年売上高は約67億9100万円にまでダウンしていた。こうしたなか、実質的な財務内容は債務超過に陥っているにもかかわらず、借入金や貸付金の一部を決算書類に反映させないなど、虚偽の決算報告を行っていたことが発覚、2012年7月20日に農林水産省より卸売市場法に基づく改善措置命令をうけて、対外信用が著しく低下していた。各取引銀行、取引先、関係機関への状況報告、支援を要請するなか、今年5月に青果物輸入販売大手フレッシュMDホールディングス(株)(東京都千代田区)傘下のアインバンドホールディングス(株)(福岡市東区)が今年1月に設立した(株)TOKA(広島市安芸区)に事業譲渡した後、整理を進めていた。

 広島荒神青果(株)は、1957年(昭和32年)12月設立、近年はグループの不動産管理を手がけていた。フレッシュフードシステム(株)は、2005年(平成17年)5月設立の青果物の卸・小売業者で地元スーパーマーケットなどへ販路を構築していたが、(株)TOKAへ事業譲渡していた。

 負債は、東果広島青果(株)が約20億7000万円、広島荒神青果(株)が約10億5000万円、フレッシュフードシステム(株)が約2億8000万円、3社合計で約34億円。