レポート

笠原金属産業株式会社ほか1社

2001/03/21

TDB企業コード:985121531 東京都中央区 非鉄金属アルミ地金販売 自己破産を申請 負債38億円

「東京」 笠原金属産業(株)(資本金3000万円、中央区八重洲1-6-2、代表笠原瑛氏、従業員10人)は、3月21日に東京地裁へ自己破産を申請した。

 申請代理人は赤木巍〈あかぎ・たかし〉弁護士(文京区根津1-16-9、電話03-5685-6871)ほか1名。

 当社は、1953年(昭和28年)12月設立。製鉄会社や大手企業向けにアルミ地金及び製鋼脱酸用アルミショット、ニッケルフェロ、モリブデンなどの特殊鋼原料販売を手がけるほか、近年は使用済電池の再生などリサイクル業務も併営。91年7月には(有)二重金属工業所を買収し、埼玉県大里郡の工場で加工処理を開始、97年10月期には年売上高約86億8000万円を計上していた。

 地金市況の長期低落傾向に加え、実質採算割れが続いていたが、昨年にはアルミ、ニッケルなど原料価格の相場の読み違えたことから収益性がさらに悪化。運転資金を中心とした借入金負担から資金繰りはひっ迫、資金調達も限界に達した。

 なお、加工部門の(有)二重金属工業所(資本金1000万円、同所、同代表)も、同日東京地裁へ自己破産を申し立てた。

 負債は、笠原金属産業(株)が約37億円、(有)二重金属工業所が約1000万円で、2社合計約37億1000万円が見込まれる。