レポート

浅田新株式会社

2013/10/17

TDB企業コード:580203141 大阪府大東市 日用雑貨品卸 続報 特別清算開始命令受ける

「大阪」 既報、浅田新(株)(資本金7060万円、大東市新田旭町1、代表清算人浅田光彦氏、従業員41名)および関係会社の(株)アルツ(資本金2560万円、同所、代表清算人甲山光彦ほか1名、従業員13名)の2社は10月3日に同地裁より特別清算開始命令を受けた。

 申請代理人は佐々木豊弁護士(大阪市中央区北浜2-1-3北浜清友会館6階、電話06-6223-1713)、野村剛司弁護士(大阪市北区西天満4-3-4御影ビル2階、なのはな法律事務所、電話06-6311-7087)ほか1名。

 浅田新(株)は1928年(昭和3年)3月創業、52年(昭和27年)9月に法人改組。プラスチック製品を主体とした家庭用日用雑貨品の卸を手がけ、その他ガーデニング用品、インテリア用品などを取り扱っていた。約1万5000アイテムを取り扱い、自社ブランド商品の「アルツ」「ロージータイム」も有していた。定期的に見本市を開き、各地に営業所を設置して大手ホームセンターや通信販売業者を中心に営業基盤を確立。94年には総工費5億円をかけて大型物流センターを改築するなど大量の受注に対応する体制を構築していた。オリジナル商品や園芸商品が好調だった97年8月期には年売上高約130億900万円を計上していた。

 しかし、その後は高級品やオリジナル商品の受注が低迷するとともに、主力得意先であるホームセンターからの受注が減少したことで売り上げは漸減し、2012年8月期の年売上高は約60億円までダウン。この間、営業所のスクラップ&ビルドによる収益力改善に努めたものの、売り上げの低迷や不良債権の発生などにより、2009年以降は5期連続の経常赤字を計上していた。さらに、設備投資資金を金融機関からの借り入れで賄っていたことで多額の有利子負債も重荷となり、金融機関に対し返済のリスケジュールを実施するなど資金繰りの改善に努めていたが、ここに来て先行きの見通しが立たなくなり、9月26日に大阪地裁へ特別清算を申請していた。

 (株)アルツ(資本金2560万円、同所、代表清算人甲山光彦氏ほか1名、従業員13名)は1973年(昭和48年)8月に設立。浅田新(株)の関係会社として仕入れ窓口業務を担っていたものの、同日付で大阪地裁へ特別清算を申請していた。

 負債は浅田新が約31億8600万円、アルツが約12億1200万円で2社合計約43億9800万円。