レポート

カシオマイクロニクス株式会社

2012/12/19

TDB企業コード:690052113 東京都渋谷区 WLP(ウエハーレベルパッケージ)関連事業 カシオ計算機(株)の100%出資子会社 特別清算開始決定受ける 負債75億円

「東京」 カシオマイクロニクス(株)(資本金5億円、渋谷区本町1-6-2、代表清算人島田敏雄氏)は、12月10日に東京地裁より特別清算開始決定を受けた。

 当社は、1982年(昭和57年)7月に(株)山陰カシオシステムの商号で設立。カシオ計算機(株)(東証1部)グループのウエハーBUMP形成事業を担っていたカシオマイクロニクス(株)(87年7月設立)と2000年4月に合併し、当社が存続。商号をカシオマイクロニクス(株)に変更した。

 以後は、BUMP技術を発展させた半導体パッケージのWLP(ウエハーレベルパッケージ)領域へ事業展開し、2001年8月に店頭市場(現ジャスダック)に上場。2006年3月期には年売上高約251億3500万円をあげていた。

 しかしその後は、液晶事業関連における価格競争の激化、海外参入企業が増加するなか、工場への設備投資で巻き返しを図ろうとしたが、稼働の遅れなどから収益は悪化。2008年6月にフィルムデバイス事業を日立電線(株)(東証1部)に譲渡するとともに、カシオ計算機からの第三者割当増資を受け、財務体質改善と経営基盤の安定化を図り、同年7月に上場を廃止、翌8月には株式交換でカシオ計算機の100%出資子会社となった。

 以後は、カシオ計算機からの支援を受け、WLP・BUMP事業を主体としてきたが、携帯電話、液晶ドライバー等の市況悪化から2011年3月期の年売上高は約60億5300万円にダウン、49億3600万円の債務超過状態となっていた。こうしたなか、グループ合理化の一環として、2011年6月にはカシオ計算機および当社のWLP関連事業についてそれぞれ会社分割して、カシオ計算機が新たに設立する(株)テラミクロス(青梅市)に事業承継することを決定し、2011年10月1日に事業譲渡、今年11月7日の株主総会の決議により解散していた。

 負債はカシオ計算機からの借入金約75億円。