レポート

クレスト・インベストメンツ株式会社

2012/12/18

TDB企業コード:581938677 大阪府大阪市北区 企業経営支援事業 【続報】 元・ジャスダック上場 破産手続き開始決定受ける 負債31億9000万円

「大阪」 7月31日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請し、11月7日に同地裁より再生手続き廃止決定を受けていたクレスト・インベストメンツ(株)(資本金64億855万7049円、大阪市北区神山町1-3、代表鈴木伸治氏)は、12月4日に同地裁より破産手続き開始決定を受けた。

 破産管財人は、大貫裕仁弁護士(東京都港区赤坂1-12-32、電話03-5562-8500)。債権届出期間は2013年1月8日までで、財産状況報告集会期日は3月6日午後1時30分。

 当社は、2000年(平成12年)3月、製菓・製パン業界を対象にインターネットでの各種商品販売や情報提供を目的にビービーネット(株)の商号で設立し、2009年3月に中小企業投資機構(株)に、2010年11月現商号に変更。食材流通事業として、製菓・製パン小売店、外食店などを営む中小規模専門店に対してショップサポート推進のために、業界ごとの「繁盛ネット」を介した食材・原材料のオンライン通販を手掛け、2002年9月には設立わずか2年半で株式を上場。以降、数多くの新規事業に進出する一方で、M&Aにより企業規模を拡大、単体では2005年7月期に約45億2400万円、連結では2006年7月期に約199億1600万円の年収入高を計上していた。

 しかし、2008年7月期に、投資有価証券評価損約14億4800万円を計上するなど、会社存続が危ぶまれる状況に陥った。このため、2008年10月に経営体制を刷新し、中小企業信用機構(株)を中心とする「中小企業振興ネットワーク」に加入。日本振興銀行からの資金支援を受けて、融資保証事業およびM&A関連事業を開始するほか、不採算事業の整理なども行っていた。しかし、資金支援を得ていた日本振興銀行が2010年9月に民事再生法を申請。メーンバンク破綻により当社も大幅な事業の縮小を余儀なくされ、2011年7月期の最終連結赤字は約15億3400万円と大幅に悪化し連結債務超過に転落。2011年10月にはジャスダック市場において上場廃止基準にかかる猶予期間銘柄に指定された(その後、2012年9月1日上場廃止)ほか、日本振興銀行からの借入金が整理回収機構に譲渡され、経営面での先行き不透明感に拍車がかかっていた。その後も外部資本調達や債務圧縮の努力を続けてきたものの奏功せず、民事再生手続きによる再建を目指していたが、再生手続きを進めるなかで、スポンサーの選定が困難を極めるなど再生計画策定のメドが立たず、今回の措置となった。

 負債は約31億9000万円(民事再生法申請時点)。