レポート茨城鋳工株式会社など5社

2012/09/26

TDB企業コード:250300305 茨城県古河市 産業用機械・装置制作、販売 続報 破産手続き開始決定受ける 負債41億2600万円

「茨城ほか」 既報、茨城鋳工(株)(資本金1800万円、古河市古河740、代表松尾徹也氏)と、関連会社の江刺工機(株)(資本金1500万円、東京都品川区西五反田2-12-15、同代表)、茨城エレコン(株)(資本金1000万円、古河市大山1652、登記面=古河市古河740、同代表)、千葉精密(株)(資本金5000万円、千葉県船橋市習志野4-14-2、同代表)、(株)エサシ(東京都品川区西五反田2-12-15、同代表)は、9月10日に東京地裁へ自己破産を申請し、19日に破産手続き開始決定を受けた。

 破産管財人は渕上玲子弁護士(千代田区有楽町1-6-4、電話03-3595-2062)。債権届け出期間は10月17日までで、財産状況報告集会期日は12月13日午後3時。

 茨城鋳工は、1945年(昭和20年)7月に設立。大手自動車メーカーや機械メーカーに対し、産業用機械・装置などの製作、販売を手がけ、2001年3月期には年売上高約39億7300万円をあげていた。

 しかし、主力仕入先となっていた江刺工機(株)の奥州工場(岩手県)が、東日本大震災の被害を受けて製造をストップ、2011年6月期(決算期変更)の年売上高は約20億6700万円に落ち込んでいた。こうしたなか、事業継続への支障が大きく先行きの見通しも立たないことから、今年4月9日に事業を停止していた。

 負債は茨城鋳工(株)が債権者約94名に対し約23億6600万円、江刺工機(株)が債権者約60名に対し約8億8600万円、茨城エレコン(株)が債権者約110名に対し約5億1400万円、千葉精密(株)が債権者約14名に対し約3億3500万円、(株)エサシが債権者約2名に対し約2500万円、5社合計で約41億2600万円。