レポート

株式会社丸正

2001/02/26

TDB企業コード:520012218 和歌山県和歌山市 和歌山県の老舗百貨店 自己破産を申請 負債195億円

和歌山県では老舗百貨店で知られる、(株)丸正(資本金1億2000万円、和歌山県和歌山市本町2-1、村垣龍一社長、従業員200人)は、2月26日、和歌山地裁へ自己破産を申請した。
同社は1891年(明治24年)に呉服店として創業し、1950年(昭和25年)10月に法人改組した老舗の百貨店。和歌山市中心部の繁華街に店舗を有し、往年は和歌山県下で最大の集客力を有する百貨店として高い知名度をあげ、84年8月期には年売上高約163億円を計上していた。
 しかし、その後は駐車場不足や、市郊外へ大型量販店が進出してきたことなどで業況ジリ貧が続いていた。このため、90年10月には地下一階地上七階の新店をオープンするほか、翌91年には別館をオープンするなど挽回を図り、97年同期の年売上高は約152億6700万円にまで回復していた。
しかし、消費の低迷による店舗販売の減少に加え、外商部が同業他社の攻勢により苦戦、さらには商品単価の下落など売り上げの減少に歯止めがかからず、2000年同期の年売上高は約125億円に落ち込んでいた。また従前の設備投資に伴なう資金が固定化したことで赤字決算が続き、財務面は大幅な債務超過に陥っていた。加えて2000年春には、ライバル店(和歌山近鉄百貨店)が増床オープンしたことで競合がいっそう激化、近時の業況はさらに悪化していた。このため、金融機関へ有利子負債の棚上げなど支援を要請していたが不調に終わり、今年2月に入ってからは、臨時休業を繰り返しテナント店が引き揚げたことで信用不安説が増大し、先行きの見通しも困難となっていた。
負債は約195億円。