レポート

株式会社フーズ・フォーラス

2012/02/13

TDB企業コード:370269573 石川県金沢市 元・焼肉店経営 特別清算を申請 負債17億7857万円

「石川」 (株)フーズ・フォーラス(資本金4000万円、金沢市入江2-82-1ノエビアビル1階、代表清算人:大村安孝氏)は、2011年7月8日に解散を決議していたが、2月10日に金沢地裁へ特別清算を申請した。

 申請代理人は、小野聡弁護士(東京都千代田区神田小川町1-1山城ビル6階、かつま法律事務所、電話03-3518-4591)。

 当社は、1997年(平成9年)5月に富山県高岡市内で創業、翌98年(平成10年)9月に法人改組した焼肉店経営業者。創業から9年間で店舗を6店舗まで拡大し、2006年12月に北陸3県での出店を見込んで、本店を富山県高岡市から石川県金沢市へ移転した。本店移転後も積極的に出店を続け、「100円えびす」と銘打っての超低価格商品や30品以上の商品を半額で提供するなど、テレビコマーシャルを含めた積極的な宣伝活動を行うとともに、徹底した接客教育で若年層を中心に顧客支持を集めた。結果、年売上高は漸増し、2010年3月期にはピークとなる約17億2800万円を計上していた。また、同年7月には関東地区で初の出店となる横浜上白根店を開店し、関東出店攻勢の足がかりとし、北陸3県内に16店舗、神奈川県で4店舗の計20店舗を経営するに至っていた。

 しかし、当社の福井渕店で食事をした男児が2011年4月27日に食中毒で死亡。その後も食中毒による死亡者・症状患者の発生により、4月29日をもって全店舗の営業を停止した。一時は自力再建を模索したが、事件の長期化から再開のメドが立たず同年6月8日に従業員を解雇、6月29日に子会社2社を設立して建物等資産を分割し、7月29日付で譲渡契約を締結。同年11月22日には子会社2社とも譲渡先に合併された。

 その後、食中毒症状で死亡した5名を含む181名の食中毒患者の補償額の認定を行っていた。

 負債は2012年1月31日時点で約17億7857万円。