レポート

ツバメコート株式会社

2001/02/23

TDB企業コード:985434508 東京都台東区 老舗コートメーカー 破産宣告受ける 負債58億円

老舗コートメーカーのツバメコート(株)(資本金4000万円、東京都台東区台東1-24-1、山内弘史社長、従業員90人)は、2月21日に東京地裁へ自己破産を申請し、同月23日同地裁より破産宣告を受けた。
申請代理人は岡崎洋弁護士(千代田区神田小川町1-7、電話03-5282-8615)ほか。
同社は1947年(昭和22年)11月に創業、48年(昭和23年)9月に山内洋行(株)として法人に改組された老舗コートメーカー。1961年には現商号に変更され、大手量販店向けに婦人、紳士向けコート、スーツ、ジャケット等の重衣料の販売を手がけ、81年6月期には年売上高約203億5400万円を計上していた。
 しかし、その後は市場ニーズの多様化や国内有力メーカーとの競合など環境変化への対応の遅れから、企画力・販売力が低下していた。このため、88年7月には婦人・紳士各部門を分離してツバメプロシード(株)、ツバメブローイング(株)を設立するとともに規模を縮小し、同社はグループの統括会社となっていた。この間、支店の閉鎖や91年8月には本社ビルを売却するなどして借入金の圧縮を図っていたが、再度経営の効率化、内部組織の活性化を目的に、98年7月には分社化していたツバメプロシード(株)とツバメブローイング(株)を吸収合併したものの、99年12月期(決算期を81年に12月に変更)の年売上高は約66億4800万円にとどまり、約1億円の赤字決算となっていた。
 2000年2月には取引先の中堅スーパー、長崎屋が会社更生法を申請し事実上倒産したことから焦げ付きが発生、さらなる売り上げの減少にもつながり業績の悪化に拍車がかかり、今回の措置となった。
負債は約58億円。