レポート

株式会社エスト

2011/04/13

TDB企業コード:240307142 栃木県宇都宮市 ホテル・ウィークリーマンション管理運営ほか 破産手続き開始決定受ける

「栃木」 (株)エスト(資本金2000万円、宇都宮市宿郷1-9-11、代表仲山登氏)は、4月6日に東京地裁より破産手続き開始決定を受けた。

 破産管財人は勝部浜子弁護士(東京都千代田区神田小川町2-1シンコー・ミュージック・プラザ5階イースト・ウィング、やまぶき法律事務所、電話03-5577-6901)。債権届け出期間は5月11日までで、財産状況報告集会期日は7月19日午前10時。

 当社は、地元有力者により1989年(平成元年)4月に設立され、ホテル、ウィークリーマンションの管理・運営や付帯施設としての飲食店等経営、関係会社への店舗・宿泊施設の賃貸などを手がけていた。ウィークリーマンション経営では当地の草分け的存在で、ビジネス用途のシティホテルとしても活用されるホテル「エスト」を県内に10店舗内外を展開し、高い知名度を誇っていた。

 また、宇都宮餃子のブームに乗り「宇都宮餃子館」を相次いでオープン。栃木県内に広く出店したほか東京都内にも進出し、店舗営業に加え業務用卸も積極的行い、一時は売上比率が他事業と逆転するほどに成長した。県下最大規模の教習所である(有)氏家自動車教習所、不動産業を手掛けるエスト都市開発(有)と、当社で形成されたエストグループはバブル期に拡大路線を突き進んだ。

 しかし、バブル経済崩壊にともないグループ各社の経営状況が悪化。3社で130億円内外にも達する金融債務が固定化していたうえ、やがて取引銀行の相次ぐ経営破綻にともない債権が整理回収機構に譲渡される事態に陥った。

 こうした状況において、エストグループでは宇都宮餃子館、氏家自動車教習所の事業を別会社に承継させるなどグループから切り離す一方、2009年6月には10年程休眠状態にあったみやこ商事(有)(エスト都市開発から商号変更)が破産となるなど処理が進められていた。

 確認しうる負債は2005年9月末時点で約46億5200万円だが、大幅に変動している可能性がある。