レポート

カネタ株式会社

2001/01/31

TDB企業コード:580120816 大阪府大阪市中央区 紳士シャツ製造 民事再生手続き開始を申請 負債85億6400万円

カネタ(株)(資本金3億7250万円、大阪府大阪市中央区博労町3-6-15、家田重彦社長、従業員209人)は、1月30日、大阪地裁へ民事再生手続き開始を申請し、同日保全命令を受けた。
申請代理人は北山陽一弁護士(大阪市北区西天満4-4-12、電話06-6361-6303)。
同社は1949年(昭和24年)11月にカネタシャツ(株)の商号で設立し、91年4月に現商号へ変更した、紳士ワイシャツメーカー老舗大手の一社。ドレスシャツ、カジュアルシャツ、オーダーシャツその他を扱い、国内製造子会社やタイの合弁企業にて製造し、量販店、百貨店、専門店、問屋筋を得意先に、ピーク時の92年3月期には年売上高約199億8400万円を計上していた。
 札幌、宮城、福岡、佐賀、長崎などに製造子会社を設立する一方、シャツメーカーの買収、営業所の展開を進め、業容の拡大を図っていたが、その後は海外生産の遅れから、輸入品との価格競争に見舞われ、個人消費の冷え込みも加わり売り上げはジリ貧傾向をたどり、2000年同期の年売上高は約140億2400万円にまで落ち込んでいた。この間、子会社の再編、遊休不動産の売却、従業員数の削減を実施し利益の確保に努めたが、大幅減収から経常、当期段階でも赤字決算を余儀なくされていた。また、前期より経営陣の刷新を図り、第3次経営計画を策定し、直営店の販売強化やレディスシャツの扱い、販売アイテムの見直し、給与カットなどのリストラ計画を進めていたが、2000年9月以降の売り上げは好転せず、仕入先に対しての支援要請などで支えていたが、先行き見通し難から今回の措置となった。
 負債は2000年3月期末で、保証債務、割引残を含み約85億6400万円。