レポート

テクノ・ナミケン株式会社など2社

2011/01/20

TDB企業コード:580096256 大阪府大阪市西区 金属製建具製造施工 破産手続き開始決定受ける 負債35億3300万円

「大阪」 テクノ・ナミケン(株)(資本金1億4500万円、大阪市西区新町1-4-26、代表和田一寛氏、従業員135名)は、1月19日大阪地裁へ自己破産を申請し、同日破産手続き開始決定を受けた。

 申請代理人は上田純弁護士(大阪市北区中之島2-2-2 大阪中之島ビル4階、久保井総合法律事務所、電話06-6222-5177)。破産管財人には上田裕康弁護士(大阪市北区堂島1-1-5、弁護士法人大江橋法律事務所、電話06-6341-0461)が選任されている。

 当社は、1915年(大正4年)創業、25年(大正14年)5月に浪速建材工業(株)の商号で法人改組。92年7月に現商号に変更。金属製建具の製造および施工業者で、取扱商品はカーテンウォール、サッシ、防火扉、手摺り、ひさし、改装パネルなど多岐にわたり、ゼネコン筋からの受注を中心として91年3月期の年売上高は約68億3200万円を計上していた。東証1部上場の昭和電工(株)の持分法適用関連会社で、設計から製造・施工までを一貫して行えることを強みとして東京、名古屋、滋賀、岡山、仙台にも営業拠点を設けて積極的な営業展開を図ってきた。

 しかし、近年は住宅や商業施設など民間建築需要の低迷を背景として受注は減少傾向を余儀無くされ、2010年3月期の年売上高は約43億9900万円にまでダウン。受注単価下落や原材料高から収益面も低調に終始し2期連続の赤字計上となっていた。

 こうしたなか、固定費削減などにも努めてきたが、ここへきて納期トラブルによる追加支出発生や、回収遅延なども発生したことから急激に資金繰りが悪化。20日付け決済資金調達のメドが立たず、先行きの見通しも立たないことから今回の措置となった。

 また、関係会社のナミテック工業(株)(資本金1000万円、大津市におの浜3-4-46、代表和田一寛氏ほか1名、従業員7名)も、同日同地裁から破産手続き開始決定を受けている。

 負債は、テクノ・ナミケン(株)が約34億2600万円、ナミテック工業(株)が約1億700万円の合計約35億3300万円。

 なお、1月26日(水)13時30分から大阪市立都島区民センターで債権者説明会を行う予定。