レポート

医療法人三世会

2000/12/29

TDB企業コード:580799471 大阪府東大阪市 河内総合病院ほか経営 民事再生手続き開始を申請 負債110億円

医療法人三世会(資産の総額1億1563万9000円、大阪府東大阪市横枕東28、登記面=大阪府大阪市東淀川区豊新4‐26‐4、森本弘子理事長、従業員480人)は、12月28日に大阪地裁へ民事再生手続き開始を申請した。
申請代理人は、富田康正弁護士(大阪市北区西天満2‐9‐14、電話06‐6364‐5081)ほか2名。
同法人は、1960年(昭和35年)2月開業、80年(昭和55年)2月に法人改組された。ベット数350床を有する「河内総合病院」、産婦人科の「森本病院」のほか、訪問看護ステーション、人間ドック・クリニックなどを経営、地元でも上位にランクされる規模を有していた。
「河内総合病院」は、内科・外科・消化器科・循環器科・整形外科・理学診療科ほかを設置する大規模病院で、また、「森本病院」はホテル並みの豪華設備で知られ、2病院あわせて1日の外来患者は約1100名、充床率は95%台をキープし、97年3月期には年収入高約77億円をあげていた。
しかし、もともと病院の新改築、設備投資を多額の借入れで賄っていたことから金利負担が収益を圧迫、健康保険法の改正などで患者の減少は避けられず、2000年3月期には年収入高が約73億円に落ち込んでいた。その間、主力銀行であった旧・福徳銀行、日債銀が経営破綻したことで金融機関からの資金支援にも支障をきたし、一部支払先に対して支払い繰延べ要請を行うなどしてしのいでいたが、支えきれず今回の措置となった。負債は約110億円。