レポート

株式会社ふじもと

2010/02/09

TDB企業コード:982833840 東京都大田区 国内草分けのベーグル製造・販売 事業停止、事後処理を弁護士に一任

「東京」 (株)ふじもと(資本金3000万円、大田区東糀谷1-21-6、代表藤本惠子氏、従業員24名)は、2月9日付で事業を停止し、事後処理を加藤真美弁護士(東京都渋谷区桜丘町17-6、電話03-3780-1461)に一任した。今後、自己破産を申請する見通し。

 当社は、1975年(昭和50年)2月に手づくりサンドイッチの指導および材料供給業者として創業、80年(昭和55年)9月に法人改組した。90年以降、本場アメリカやカナダの業者から原料を仕入れ、ソフトベーグルを中心とした製造を手がけ、93年(原宿)、94年(広尾)、97年(有楽町)に相次いでベーグルショップを開店。一方で名古屋、大阪に営業所を設置、97年からは本社隣接地の「羽田工場」(約400㎡)を本格稼動させ、ハードベーグルの自社生産も開始。国内のベーグル専門業者では草分けとして相応の知名度を有し、99年3月期には年売上高約10億1200万円をあげていた。

 その後は、全国展開する複数の有名コーヒーショップチェーンなどへの販売も拡大。2005年にはオンラインショップ「The Bagels ふじもと」を開設するなどしていたが、輸入材料の不良発酵、形成不良などの問題が続き、取引先の減少、廃棄損などが生じたことで2007年および2008年の決算は赤字に転落した。以後はそれまで売り上げの約9割を占めていた輸入材料によるベーグルを徐々に絞り、「コーシャベーグル」の自社製造に切り替えを進めてきたが軌道に乗らず、2009年3月期の年売上高は約3億5000万円にダウン、ここに来て限界となった。