レポート

株式会社寺内

2000/12/25

TDB企業コード:500030498 京都府京都市下京区 宝石・貴金属、時計小売 民事再生手続き開始を申請 負債65億円

(株)寺内(資本金1000万円、京都府京都市下京区四条通寺町東入御旅町46、寺内博紀社長、従業員107人)は、12月25日に京都地裁へ民事再生手続き開始を申請した。
 申請代理人は杉島元弁護士(京都市中京区東洞院通二条上る、電話075-231-1668)ほか2名。
同社は1895年(明治28年)1月に創業、1950年(昭和25年)9月に法人化した宝石・貴金属、時計、メガネの小売業者。老舗として知名度もあり、京都市の小売業者および同業者間では屈指の業者で、売上規模もトップクラスにあった。京都市内や東京などに4店舗を有し、宝石の販売を主力として、ピーク時の90年8月期には年売上高約104億7300万円を計上していた。
 しかし、バブル崩壊後は高級品の売れ行きが鈍り業績が悪化。一方、不動産の取得や店舗のリニューアルなどの設備投資で、金融債務が年売上高を上回る状態が続いていた。加えて、元関係会社で進めていたゴルフ場の造成がバブル崩壊により頓挫し、このため約9億円の貸付金が不良債権となったほか、保証債務も重荷となっていた。
 こうしたなか、2000年同期の年売上高は約43億1900万円にまで落ち込み、資金調達余力もなくなっていたうえ、一部金融機関がゴルフ場会社への保証債務2億円をめぐり、当社の預金の差押さえを実行したことから、12月21日に東京三菱(京都)で1回目不渡りを出してたことで、今回の法的措置となった。
 負債は約65億円。