レポート

株式会社綾瀬商事

2010/01/06

TDB企業コード:370002742 富山県富山市 不動産賃貸 破産手続き開始決定受ける 負債31億円

「富山」 (株)綾瀬商事(資本金4325万円、富山市宝町1-6-25、登記面=富山市綾田町1-8-25、代表清算人堀井聡氏)は、2009年9月18日の株主総会で解散を決議し、特別清算を行っていたが、12月18日に富山地裁より破産手続き開始決定を受けた。

 破産管財人は山本直俊弁護士(富山市根塚町3-3-12、山本直俊法律事務所、電話076-493-3036)。

 当社は、1921年(大正10年)に創業、47年(昭和22年)12月に法人改組した不動産賃貸業者である。設立当初は鉄骨加工を主体に行い、その後の積極的な業容拡大からHグレードの鉄骨加工建築工事業者として、大手ゼネコンなどの堅調な受注を得て99年9月期の年売上高は約34億4600万円を計上し、富山県内では中堅上位クラスの業容を誇っていた。

 しかし、大型受注での利幅低下や受注確保の為の価格競争で収益性は低下し、大幅な欠損計上を余儀なくされたことから、採算重視の受注や役員報酬カットなどの経費削減と2002年3月には収益性の高い(株)丹羽商店(金属スクラップ卸)を吸収合併するなど経営基盤の強化を行い、2007年9月期の年売上高は約45億5800万円を計上していた。

 ところが、その後の鉄骨価格高騰を受注価格に転嫁できないことから、鉄骨加工建築での改善は困難として、2008年9月には新たに丹羽商店(株)(金属スクラップ卸)、2009年3月には岩瀬工業(株)(鉄骨加工部門)を設立し、分離独立させたことで当社は所有していたマンションの賃貸管理を行い、株主総会での解散決議による特別清算を目指していたが清算完了できず、今回の措置となった。

 負債は金融債務主体に約31億円と見込まれる。