レポート

株式会社鶴崎高橋組

2009/10/15

TDB企業コード:830095769 兵庫県神戸市灘区 住宅建築工事 事業停止、自己破産申請へ 負債33億円

「兵庫」 (株)鶴崎高橋組(資本金2000万円、神戸市灘区徳井町3-1-13、登記面=大分市徳島1-1-9、代表高橋雅彦氏、従業員17名)は、10月13日までに事業を停止し、事後処理を笹山利雄弁護士(大阪市北区西天満4-3-25、電話06-6365-1391)に一任、自己破産申請の準備に入った。

 当社は、(株)高橋組の鶴崎出張所(大分県)の営業基盤を引き継ぐかたちで、1968年(昭和43年)10月に設立された建築工事業者。99年12月に神戸支店を開設、2006年3月に実質的な本店事務所を大分市から現所に移転した。

 設立当初は、大手化学メーカー工場施設の専属業者として設備工事・メンテナンスなどを手がけていたが、ここ数年は大手ハウスメーカーおよび同グループ各社からの戸建て住宅・集合住宅・マンションなどの建築工事を中心に、付帯する土木工事・鋼構造物工事・大工工事なども幅広く手がけ、特に神戸から大阪の阪神エリアにおける積極的な営業活動の効果もあって年々業容は拡大し、2008年6月期には年売上高約33億3400万円を計上、収益状況も比較的良好であった。その後、景気後退に伴って住宅市況が冷え込むなかにあっても、主要取引先との関係強化により受注を確保、2009年6月期も年売上高約35億円とさらに伸展させていた。

 しかし、対外的に公表される順調な業績に反して、数年前から不明瞭な手形の流通が取り沙汰されており、2007年の大口不良債権の発生もあって業界内で信用不安が高まっていた。最近になって元請けからの支払サイト長期化を理由に、下請業者を中心とする取引先各社へ支払い延期を度々要請するなど、資金繰りひっ迫の様相を不安視する声が出るなかで、金融機関および取引先へ追加支援を要請していたが応諾されず、決済難に陥り事業継続を断念、今回の事態となった。

 負債は2009年6月期末時点で約33億円。