レポート株式会社市場新聞社

「東京」　（株）市場新聞社（資本金3543万1000円、江東区辰巳1-4-11、代表園田純三氏）は、事後処理を小島俊明弁護士（港区西新橋1-20-3、電話03-5251-5957）に一任した。今後、自己破産を申請する意向。

　当社は、1956年（昭和31年）7月に創業、59年（昭和34年）1月に法人改組した。投資家を対象に、日刊紙『株式市場新聞』を発行するほか、証券三大紙の1社に位置づけられ、雑誌『株式にっぽん』（2008年4月に事業譲渡）の発行も手がけていた。

　株式市況が活況を呈していた90年1月期には年売上高約42億3000万円を計上していたが、バブル崩壊後は株式市場の低迷による販売部数の落ち込みから売り上げは年々減少、欠損計上を余儀なくされ、直近の2008年1月期も年売上高約6億3000万円にとどまっていた。

　この間、本社ビル（東京都中央区）の売却や人員削減などリストラに努めていたが、昨秋のリーマンショック以降、販売部数および広告の減少が顕著となり、事業環境はさらに厳しさを増していたことで、明日発刊の5月1日付けをもって『株式市場新聞』を廃刊することになった。