レポート

株式会社トークツなど4社

2009/04/03

TDB企業コード:980488767 東京都中央区 元・婦人靴卸 破産手続き開始決定受ける 負債49億6200万円

TDB企業コード:980488767

「東京」 (株)トークツ(資本金2億円、中央区月島1-15-8、代表江口康司氏ほか2名)と、関係会社の(株)トークツ・オム・トレーディング(資本金7000万円、同所、同代表ほか2名)、(株)アルティザン(資本金1000万円、台東区浅草2-34-10、同代表)、(株)テー・ジー・エム(資本金3000万円、台東区浅草2-34-10、同代表)は、3月18日に東京地裁へ自己破産を申請し、25日に破産手続き開始決定を受けた。

 破産管財人は大迫惠美子弁護士(杉並区荻窪5-27-6、電話03-3391-3064)。債権届け出期間は4月22日までで、財産状況報告集会期日は6月25日午前11時。

 (株)トークツは、1951年(昭和26年)創業、54年(昭和29年)6月に法人改組。婦人靴卸の業界大手として、「クラシックタンジェント」「ジーナ・ナチュラル・トラディッション」「23区」をはじめ、数多くのブランドを有し、大手百貨店や量販店、専門店に販路を構築、93年5月期には年売上高約167億5300万円をあげていた。

 しかし、この間の89年頃から海外に現地法人を設立し、金融機関からの多額の融資を受けて海外事業に乗り出すが失敗。また個人消費の落ち込みから業績不振に歯止めがかからず98年に債務超過に転落したうえ、取引先の度重なる倒産に伴い資金繰りが悪化していた。このため、人員削減や従業員の給与削減などリストラを進めると同時に、金融債務の処理について金融機関と交渉を進めるなか、企業再生会社である(株)リヴァンプとゴールドマン・サックス・グループが支援を表明。2006年はじめに(株)トークツ・グループ(2008年4月民事再生法、同年6月に破産へ移行)に事業を譲渡し、休眠状態に入っていた。

 (株)トークツ・オム・トレーディングは、1980年(昭和58年)1月に設立。トークツの100%出資子会社として紳士靴卸を手がけ、2002年5月期には年売上高約122億7200万円をあげていたが、トークツと同様に2006年はじめにトークツ・グループに事業を譲渡し休眠状態に入っていた。

 (株)アルティザンは、1975年(昭和50年)7月に設立。婦人・紳士靴の小売りと卸を手がけていたが、2003年頃から休眠状態に入っていた。

 (株)テー・ジー・エムは、1988年(昭和63年)1月に設立。トークツ向けに皮革素材の販売などを手がけていたが、アルティザンと同様に2003年頃から休眠状態に入っていた。

 負債は、(株)トークツが約41億3500万円、(株)トークツ・オム・トレーディングが約2億5200万円、(株)アルティザンが約4億1700万円、(株)テー・ジー・エムが約1億5800万円、4社合計で約49億6200万円。