レポート

セイナン工業株式会社

2008/10/30

TDB企業コード:130007328 岩手県盛岡市 コンクリート製品製造 民事再生法の適用を申請 負債38億円

「岩手」 セイナン工業(株)(資本金9880万円、盛岡市本宮2-16-1、代表小泉貢氏、従業員119名)は、10月30日、東京地裁へ民事再生法の適用を申請した。

 申請代理人は辻佳宏弁護士(東京都中央区日本橋3-3-11、第一中央法律事務所、電話03-3281-7716)。監督委員は鈴木雅芳弁護士(東京都港区虎ノ門2-8-1、多田総合法律事務所、電話03-3597-8855)。

 当社は、1953年(昭和28年)4月創業、63年(昭和38年)2月設立のコンクリート製品製造業者。エバホール(マンホール)やパイル等のコンクリート製品製造を主体に生コンクリート製造販売を手がけ、ピーク時の95年3月期には年売上高約51億5000万円を計上したが、公共事業の予算削減や民間設備投資の抑制の影響を受け業績は低迷していた。2005年には、9億円内外の資金を投じてパームロック製造販売会社として佛山盛南新環保材料有限公司を設立し、中国向けのコンクリート製品製造を開始したが、事業採算が確保できなかったことに加え、国内需要の低迷により、2006年3月期の年売上高は約19億2700万円にまで落ち込んでいた。

 その後、2008年3月期の年売上高は約20億1900万円となったものの、以前から国内工場向けの設備投資が重荷であったことに加え、佛山盛南新環保材料有限公司に対する出資が重なり、借り入れ負担が大幅に増加、収益面は低調な推移を余儀なくされていた。2008年7月に盛岡工場における生コンクリートの営業権を譲渡し、生コンクリート製造から撤退したことで、業況が一段と悪化していたうえ、9月に代表が傷害事件で逮捕され対外信用が失墜、資金調達が限界に達して事業継続が困難となり、今回の措置となった。

 負債は約38億円。