レポート

アルプス・カワムラ株式会社

2008/10/21

TDB企業コード:980078858 東京都中央区 婦人用帽子、洋品卸 破産手続き開始決定受ける 負債30億円

「東京」 アルプス・カワムラ(株)(資本金1億円、中央区月島1-15-8、代表新屋信隆氏、従業員157名)は、10月21日に東京地裁へ自己破産を申請し、同日同地裁より破産手続き開始決定を受けた。

 申請代理人は藤田浩司弁護士(中央区京橋1-2-5、電話03-3274-3805)ほか。破産管財人は鈴木銀治郎弁護士(千代田区霞が関3-2-5、電話03-3595-7070)。

 当社は、1947年(昭和22年)2月に設立した老舗の婦人用帽子、ネクタイ、スカーフ、その他洋品の外注製造卸販売会社。「mila schon」、「KENZO」、「ELLE」などの海外有名ブランドとライセンス契約を結び、主に百貨店、総合スーパーを対象に販売、2003年4月期には年売上高約207億4500万円を計上していた。

 しかしその後は、売り上げの落ち込みが激しいベビー用品を営業譲渡したことや、不採算部門の縮小などで、2005年4月期の年売上高は約154億1400万円にダウン。このため、人員削減や不動産売却による有利子負債の圧縮に努めていた。2006年5月には経営支援業の(株)リヴァンプとゴールドマン・サックスのグループ会社が当社株式を取得。増減資とリストラ推進で財務面のテコ入りを図った後、2007年5月には筆頭株主がゴールドマン・サックスのグループ会社から、(株)ストリーム(大阪市)の関連会社である(有)アンダンテ(75%出資)へと変更されていた。

 近時においても商品選別を行ったことから受注は減少、2008年4月期は年売上高約95億6800万円にとどまっていた。こうしたなか、2008年9月には(株)ストリームが粉飾決算の末に自己破産を申請。この影響から取引条件は厳しさを増し、資金繰りが急速に悪化したうえ、新たな支援先もなく今回の措置となった。

 負債は約30億円。