レポート

東京マリン株式会社ほか2社

2000/11/01

TDB企業コード:982131462 東京都足立区 レジャープール、フィットネスクラブ経営 破産宣告受ける 負債86億円

東京マリン(株)(資本金5000万円、東京都足立区栗原3-25-1、登記面=足立区扇1-3-17、川名康允社長、従業員18人)は10月24日に東京地裁へ自己破産を申請していたが、10月25日に同地裁より破産宣告を受けた。
同社は、1972年(昭和47年)2月にレジャープールの経営を目的に設立された。ウォーターパーク(流れるプール、水の流れる滑り台などプールを中心とした遊園地)の運営を中心に、89年2月にはフィットネスクラブ「マリアックス」の運営を開始し、翌年には横浜店をオープンするなど業容を拡大、他にもアミューズメント施設(ビリヤード場、ゲームセンター)の賃貸なども手がけていた。また、94年2月には不動産事業部を設置しマンションの分譲も手掛け、96年1月期には年収入高約26億1300万円を計上していた。
その後も、プール施設の充実には積極的で、チューブ式では傾斜角が世界一のウォータースライダー「BLACK MAGIC」を97年に新設するなどして、年間入場者数14万人前後を確保していた。
しかし、個人消費が冷え込むなか、売店など附属部門の売り上げは振るわず、主業のプール部門は天候に左右されることが多いためフィットネス事業、アミューズメント事業の展開により業況の安定化を図ってきたものの、主力のプール部門では6億円の期初売り上げ目標に対し5億6000万円、フィットネス部門の収入高3億5500万円と2000年同期の年収入高は約9億1500万円にとどまっていたうえ、プールを中心とした各種設備への投資負担にともなう金融債務が収益を圧迫、資金調達も限界に達し、ついに今回の措置となった。
また、関係会社で不動産賃貸、管理の川名不動産(株)(同所、同社長)及び、各種印刷請負の川名印刷(株)(東京都足立区扇1-3-15、登記面=足立区扇1-3-17、同社長)も10月24日に東京地裁へ自己破産を申請し、10月25日に同地裁より破産宣告を受けている。
なお、3社とも破産管財人は金子喜久男弁護士(中央区銀座1-8-19、電話03-3561-7431)が選任されている。債権届け出期間は、2001年1月19日までで、債権者集会および債権調査期日は3月22日午前10時30分より。
負債は、東京マリン(株)が約70億円、川名不動産(株)が14億円、川名印刷(株)が約2億円となり、3社合計で約86億円。