レポート

ナショナルクラウン株式会社

2008/09/25

TDB企業コード:985560503 東京都中央区 キャップ・王冠製造 破産手続き開始決定受ける 負債31億7500万円

「東京」 ナショナルクラウン(株)(資本金1億円、中央区新川1-17-16、代表土田耕太郎氏、従業員80名)は、9月24日に東京地裁へ自己破産を申請し、同日破産手続き開始決定を受けた。

 破産管財人は藤重良文弁護士(港区虎ノ門3-11-9、電話03-3436-0461)。

 当社は、1904年(明治37年)10月創業、55年(昭和30年)12月に法人改組された各種キャップ類、王冠などの製造業者。専業メーカーとしては、業界2位に位置付けられ、製造を子会社に委託する形態で、ビール、酒類向けを中心に、医薬品健康ドリンク向け、ペットボトル用、食料品向けのアルミキャップ、スチールキャップ、プラスチックキャップのほか、瓶ビール・清酒瓶用の王冠などの製造を手がけ、95年11月期には年売上高約54億7000万円をあげていた。

 しかし、近年はビール向けの王冠の需要低迷やキャップ類の販売単価の下落などにより、2007年11月期の年売上高は約29億8300万円に減少。また、粉飾決算を行い表面上は利益を計上してきたが、実際には毎年営業損失が生じており、過去3期だけでも合計約3億8000万円に達していた。このため、不足する運転資金を金融機関からの借り入れでまかなっていたが、増加した借入金の返済負担が重くのしかかっていた。加えて原料価格高騰分を販売価格へ転嫁できず収益が悪化、さらには子会社の経営悪化に伴う資金支援も重荷となり、支え切れず今回の措置となった。

 負債は債権者約237名に対し約31億7500万円。