レポート

飯田建材工業株式会社

2008/07/30

TDB企業コード:985040380 東京都中央区 建設用砂利・砂などの採掘・販売 民事再生法の適用を申請 負債80億円

「東京」 飯田建材工業(株)(資本金1億円、中央区日本橋大伝馬町11-12、代表大楽和正氏ほか1名、従業員89名)は、7月30日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請した。

 申請代理人は山本剛弁護士(千代田区二番町9-8、03-3265-6071)ほか2名。監督委員は渡邉光誠弁護士(千代田区丸の内2-2-1、03-5224-5566)が選任されている。

 当社は、1927年(昭和2年)創業、1948年(昭和23年)10月に法人改組した建設用砂・砂利、砕石の採取、製造、販売業者。自家採掘場(近時は栃木県佐野市、静岡県賀茂郡の2ヵ所)を所有し、首都圏の商社、セメント会社、建設業者向けに同製品を販売し、91年6月期には年売上高約125億4300万円を計上。工場プラントへの投資、同業者の買収のほか、94年には採掘場跡にゴルフ場「ヴェルデ佐野カントリー倶楽部」をオープン。業容拡大の一方、資金負担が膨らみ、その後の経営はバブル崩壊の影響もあり次第に悪化、2004年6月期の年売上高は78億7200万円にダウンしていた。

 このため、2004年9月に経済産業省より「産業活力再生法に基づく事業再構築計画」(事業再構築の実施期間:2004年10月~2007年6月)の認定を受け、同計画に基づき176億6000万円の債権放棄および金利減免による金融支援、増減資などを進める一方、ゴルフ場を売却するなどリストラを断行。2006年6月期には3期ぶりの最終黒字を計上するほか、翌2007年6月期の年売上高は約93億7700万円にまで回復していた。

 しかし、2007年施行された改正建築基準法の影響からマンション着工の遅れが生じたことで、売り上げが大幅に落ち込み、資金繰りが悪化。7月末の資金決済が困難となり、今回の措置となった。

 負債は約80億円の見込み。