レポート

光印刷株式会社など3社

2008/05/20

TDB企業コード:580130198 兵庫県神戸市中央区 各種印刷 破産手続き開始決定受ける 負債86億4900万円

「兵庫」 光印刷(株)(資本金3億6000万円、神戸市中央区下山手通2-16-12、登記面=神戸市西区高塚台2-10、代表南部哲男氏ほか1名、従業員148名)と、関係会社のヒカリパックス(株)(資本金4億7500万円、同所、代表南部哲男氏ほか1名、従業員60名)、光グラビア印刷(株)(資本金1億500万円、同所、代表南部哲男氏ほか1名、従業員15名)は、5月20日までに事業を停止し事後処理を中川勘太弁護士(神戸市中央区多聞通2-1-7、電話078-341-3460)ほか2名に一任した。現在、自己破産申請の準備中。

 光印刷(株)は、1948年(昭和23年)5月創業、55年(昭和30年)4月に法人改組した老舗印刷業者。菓子・化粧品・雑貨などの紙器・包装紙用パッケージ印刷を中心に、カタログ・パンフレット・カレンダーなどの商業印刷を手がけていた。特に地元洋菓子メーカーや有名菓子メーカーを主要顧客に、92年3月期の年売上高は約77億7400万円を計上していた。

 しかし、近年は印刷需要の減退や同業者との競合などから業績が低迷。2006年4月には東京工場を神戸工場に統合、同年12月には関連会社の日本チューブ工業(株)を吸収合併するほか、2007年3月には中国現地法人を売却するなどグループ全体でリストラ策を実行してきた。しかし、業況は回復せず、2007年3月期の年売上高の約46億4900万円にまで落ち込んでいた。

 ヒカリパックス(株)は、1997年(平成9年)1月設立。グループでの紙器グラビア印刷の拠点として長野県飯田市に工場を構え、グループ会社ほかのパッケージ印刷から製函業務までを一貫して行い、2007年3月期の年売上高は約20億3100万円を計上していた。

 光グラビア印刷(株)は、1969年(昭和44年)1月設立。光印刷のグラビア印刷部門として分離、自社製造とヒカリパックスへの外注により、93年12月期の年売上高は約36億9200万円を計上していたが、業界環境の悪化から2007年12月期の年売上高は約23億3000万円にまで減少していた。

 グループ全体でのリストラ策を進めていたものの、原油高による原材料高騰など経営環境が一層深刻となる中、受注減少に歯止めがかからず、急速に資金繰りが悪化、5月20日の手形決済が困難となり、今回の事態となった。

 負債は、光印刷(株)が2007年3月期末時点で約51億900万円、ヒカリパックス(株)が2007年3月期末時点で約29億2700万円、光グラビア印刷(株)が2007年12月期末時点で約14億1600万円となり、3社合計で約94億5200万円。