レポート

セラヴィリゾート株式会社など2社

2008/05/07

TDB企業コード:400831629 愛知県名古屋市中区 元飲食店経営ほか 会社更生法の適用を申請 負債360億円

「愛知、東京」 セラヴィリゾート(株)(資本金8億4087万5000円、名古屋市中区上前津2-2-22、代表若杉譲二氏、従業員259名)と(株)セラヴィリゾート泉郷(資本金16億8000万円、豊島区南大塚2-45-8、同代表、従業員320名)は、5月6日に東京地裁へ会社更生法の適用を申請した。

 申請代理人は野間自子弁護士(千代田区内幸町2-1-4、電話03-3500-2912)。保全管理人は三村藤明弁護士(港区虎ノ門4-3-13、電話03-6721-3111)。

 セラヴィリゾート(株)は、1994年(平成6年)2月に設立された飲食店経営業者。創作料理店「バドワイザーカーニバル」「ザ・ロック・アップ」などを名古屋や首都圏などに展開。経営不振企業や法的申請企業のスポンサーとして知名度を高め、2002年9月には居酒屋「北の家族」などを経営する北の家族(株)(2002年1月民事再生、2005年4月に当社へ吸収)を子会社化していた。2001年から2002年にかけては浜名湖、石垣島などでリゾートホテルを開業し、2003年1月にはゴルフ場経営にも進出(2007年8月31日に売却)。2003年6月期の年売上高は約124億1900万円をあげていた。

 (株)セラヴィリゾート泉郷は、1970年(昭和45年)9月創業の貸し別荘・リゾートホテルの運営会社。(株)八ケ岳中央観光として発足し、八ヶ岳山麓(現:山梨県北杜市)にある貸し別荘「泉郷」を中心に、89年10月に(株)泉郷に商号変更。リゾートブームに乗り、新潟県苗場や長野県安曇野、静岡県伊豆高原にも会員権式リゾートホテルなどを展開。90年には旧:通産省が八ケ岳山麓の「泉郷」をリゾートオフィス第1号に指定するなど高い知名度を誇り、91年3月期の年売上高は約160億5100万円を計上していた。しかし、多額の借入金とリゾート会員権などの不良在庫が経営を圧迫し、2003年3月に新たに(株)泉郷を設立し事業と従業員の大半を新会社に移管。旧会社はアイジー(株)に商号変更し2006年3月に清算。新たな(株)泉郷は2003年10月にセラヴィグループ入りし、2004年6月に現社名に商号変更していた。

 セラヴィグループは多額の借り入れや増資により事業の多角化を続けていたが、重複する事業を整理し、2005年6月に持ち株会社(株)セラヴィ・ホールディングスを設立。2005年4月には民間資本で運営するPFI事業としてイタリア・ベネチアの街を再現したショッピングモールを経営する、名古屋港イタリア村(株)を開業。初年度の集客こそ約435万人を集めたものの、その後の来場者数の激減によって、同社への投資が固定化しグループの資金繰りが悪化。今年に入り飲食店事業を事業譲渡するなどリストラを図っていたが、自主再建を断念し、今回の措置となった。

 負債は、セラヴィリゾート(株)が約220億円。(株)セラヴィリゾート泉郷が約140億円、2社合計で約360億円。